信州高山温泉郷。松川渓谷沿いに子安、わらび野、山田、滝の湯、七味、五色、奥山田と続く。その中心的な存在が、山田温泉 大湯。
立派な唐破風屋根の湯屋だ。300円(月に一度、第三水曜日休)。
泉質:含硫黄・ナトリウム・カルシウムー塩化物泉(元湯・わなば混合泉)
泉温:66.5度 pH値:7.02 成分総計:4913.9 mg/kg
透明湯は熱めだが、銭湯とは明らかに違う。身体にまとわりつく浴感。
白いボロ布のような湯の花が底に沈んでいて、ひとが動くたびに舞う。
飲泉するとナトリウム・ナトリウムしたヌメヌメ味。
先週末、長距離を運転したので腰やら肩やらに痛みあり、どうしても本格温泉に浸かりたかった。暗く静かな木の浴槽が嬉しい。
ここはカランの造りが面白くて、樋の木札を手前に引くと加水して適温の湯がザンブと流れて来る。多分するかもと期待して見ていたら、やっぱり頭にそのまま湯を掛けている人がいたー。
静かに挨拶をして入り、ごゆっくりと声を掛けて上がる。やっぱり銭湯とは空気もお湯も、しっとり感が違うんだな。
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