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2014年05月20日07:40

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F.P.トスティ :アマランタの4つの歌

トスティって結構どうでもいい曲が多いと思うのですが(失礼・・・耳あたりのいい、きれいな曲もある、歌いやすくて声の勉強になる・・・)、この4曲だけは特別です。
ダヌンツィオの詩と相まって、魂にズド〜ンとくる傑作です。
いい演奏なら、受けとめられる許容範囲を超えるような感動を与えてくれる・・・
私は、有名な“暁が・・・”以外の3曲が特に好きです。
( 夜明けは 光から暗闇を分かち
暁は光から
暁は光から闇をへだて
などという題名が付けられているあの曲です。)
4曲まとめて聴かないと意味がないと思うのですが、この4曲 続けて聴くのはなかなか根性がいりますね。

だいたい、アマランタってなんでしょう?
ウィキペディアには、「アマランタとは不凋花とも呼ばれており、伝説上の花のことである」
とあり、どのページも、この文章を引用しているようです。
イタリアのウィキペディアも、花の解説のみ。(いろいろな種類があるようですが)

で、この訳なのですが・・・
ダヌンツィオの詩が難解すぎて分からない。
ネットでつらつら探しても、これっていうのがみつからない・・・


“暁は光から”の訳を見てみると

夜明けは 光から暗闇を分かち 私の欲求から 逸楽を分ける
おお 愛しい星よ 滅び行く時だ さらに崇高な愛が 夜空からお前たちを退かせるのだ。
おお夜よ、お前の母なる胸に、私を包んでほしい、青白い大地が露に濡れるあいだに。
ねがわくば、わが血からは暁が、
わが儚き夢からは生まれてほしい。永遠の太陽が!

(ふ〜ん、分かったような・・・分からんような訳、だいたい誰もがこんな訳です)

ある解説に
“まだ夜の眠りから覚めやらぬ主人公の気持ち”

“まあぶっちゃけていうと朝がきたけれども蒲団からまだ出られない気持ちを歌ったような歌なのでしょう”

笑えますね〜
あり得ない!


で、ある人から、アマランタって、夜生まれて朝死んでしまう 森に住む妖精のことだと聞いたのです。
この4曲の詩に語られているのは、一貫して

生と死、闇と暁、暁と死

“ 草が血に染まる、私は死んでいく、 いや血ではない、朝露だ、 夜明けが私の上に流した涙だ・・・” 

“ 明日、という名の恋人” → (明日、がないんですよね)



これですべて、解決つきます。納得!

暁が 光と暗闇を分ける
愛しい星よ 滅び行く時だ 
おお夜よ、お前の母なる胸に、私を包んでほしい、青白い大地が露に濡れるあいだに。
私の血から 暁が生まれ、
私のはかない夢から 永遠の太陽が昇る!

・・・となります。 無理なく、イタリア語がそのまま訳せます。

一件落着、といきたいところなのですが・・・ う〜〜ん、
根拠がないのです。  この、アマランタ = 妖精 説を裏付ける資料がみつかりません。
イタリアの辞典とかウエブ 探したのですが、今のところ、見当たらない・・・
意味がちゃんと分かったら、もう一度勉強し直したいので・・・

どなたか、分かるかた〜  教えてください〜〜〜


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