mixiユーザー(id:1680995)

2014年04月18日01:50

63 view

シッキム行ってみた2

ガントク
 選挙の影響で検閲があり、ダージリンから通常4時間くらいが8時間かかりました。着いたら20時。
 この時間になると、田舎では外国人の女の一人旅というと泊めてくれない事が多いです。何件か断られ、仕方ないので歩き方に載ってるちょっと離れたホテルまで、階段と急勾配をえっちらおっちら。最後の一部屋になんとかチェックインして一階のレストランで夕食を食べてたら、同じ目にあった(しかも雨が降り出していた)日本人の女の子に遭遇。私の部屋ツインだけどシェアします?とナンパして、久しぶりに日本語でお喋りしました。
 次の日、ジープの予約してから観光しよう♪と思ったら、前述のチケットオフィスで大苦戦。仕方ないので、後から戻ってくるか、と、計画したのですが‥‥以下次号。


ペリン
 着いた途端に雷雨ならぬ雷雹。雨にしては派手な音がすると思ったら、1cm弱の氷が落ちてくる。ビックリです。
 ここでは、連日のラフロード移動で疲れてしまい、もういいやと勝手にホテルの屋上を使って洗濯してました。9〜14時の内の3時間と直射日光さえあれば乾くのよ。チェックアウトタイムにかかるから洗濯物が溜まるのよぅ‥‥
 そこから見えるヒマラヤが綺麗だった!
フォト_フォト
 この辺りから見える山は、一番高いのがカンチェンドゥンガ(8585m)。後はクムバカマ、コットタン、ラタン、カボル、ラムヴォなど、7700m〜だそうです。相変わらず、5〜6000m級は山じゃなくて「Hill」だの「Peak」だの名前つけやがるな。
どうしても10時には霧で隠れてしまうので、朝日が上るころがオススメです。

フォト
あと、泊まったホテルが素敵だった。
フォト
茶器とか
フォト
古民家の道具とか
フォト
ヒマラヤビューのラウンジ。

 そしてお湯シャワーOK!うっわ、全身洗ったのどこ以来だ!?400Rsでこれは嬉しい。9時頃に使って、屋上で日向ぼっこしてたら30分で髪が乾きました。嬉しい。


ケチュパリ
 いよいよ歩き方にも載ってない場所ですぜ。ダージリンのホテルに置いてあった情報ノートを参考に行ってみました。
 ‥‥が。
 12時半に来る予定のジープが来ない。3時まで待っても来ない。ペリンのホテルスタッフが心配して色々連絡してくれたんだけど、もう答えは一つ、
「エレクション(選挙)」
 渋滞するのもエレクション。入域検査が厳しかったのもエレクション。ジープドライバーが知り合いと立ち話を始めてしまい、30分放っておかれるのもエレクション。
 みんなして妙にハイテンションなお祭り状態。そんなに選挙が楽しみか。言ったら袋叩きに遭いそうだったので黙ってましたが、ここで吐き出させて下さい。

  ガッデムエレクション!!

 という訳で、目的のゲストハウスまでは辿り着けず、ジープスタンドの前にあるホテル?に宿泊となりました。なんか良く分かんなかったんだけど、泊まる場所の管理はおじいさん、食事する場所は息子夫婦、私を案内してくれるのが孫娘、というフォーメーションらしい。実質ホームステイですわ。

 「エレクション当日は乗合ジープが動かない」ということで、このなーーんもないド田舎に2泊ですよ。ガントクの観光は諦めました。

 なーんもない、とはいえ湖に面した風光明媚な場所です。
フォト
 女神の足跡と言われるケチュパリ湖を、ビューポイントから見るとこんな感じ。綺麗な形。
フォト
 ところでインド人の「徒歩20分」は不動産屋基準です。超山道で、下りだけで30分かかったわ。

 ここのメインバザール‥‥バザール?数件の店がある所の唯一のお土産屋さんは、なんと日本人女性ハルコさん。彼女のブログ→http://tashidelek.blog28.fc2.com/
フォト

 ガントクのホテルで聞いた話とだいぶ違う。実際は、 旦那(最後にちょっとだけ会った。すっげーハンサム)と村に住んで年に一回日本に帰るというだけの普通の女性でした。
 最近はネットがあるから、僻地に住んでても日本語に飢えるってことがないよね。昔は、そりゃもう大騒ぎだったんですが。
 教えてもらったこと。
・スィッキムは3つの民族が入り混じるから、実質的な共通語はネパール語。
・お客はインド人が多い。避暑に限らず、11月頃にも来る。
・ベンガル人(カルカッタとかある所)の客が、一番大騒ぎして一番何も買わない。
・夏でも朝晩は寒いけど、冬は東京より暖かい(うらやましい!)
・選挙は5年に一回。一か月かけて全インドを回り、国会議員と州知事の両方を一気に選ぶ(分けろよ!)。投票しないとIDが取り消されるらしい。タッチパネル式。結婚して3年なので彼女も初めての経験で、旦那さんはその手伝いに街に行っている。
・この辺りはダウリー(嫁の持参金)の習慣がない。逆に男性側が払う。
・中国人がシッキムに入れないのと逆に、スィッキム人は中国に入れない。旦那と旅行に行けない、残念。
・歩き方の人が取材に来た。来年度版にはケチュパリ載るかも。

 大人はみーんなエレクション一色で相手にしてもらえず、暇な私は彼女とずっとお喋りしてました。泊まってるのは私一人なのに、意外なほど日帰り観光客が多い。何故かお会計したり道を教えたり、店のスタッフになってる久。最初は誰も私(達)が日本人だと思わない謎の状況。(インド人は「シッキム人てこんな感じか」と思い、外国人は「ここいらのインド人はこんな感じか」と思うらしい)

 なんだかんだで、のんびりと、楽しい滞在でした。
1 1

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2014年04月>
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   

最近の日記