インドへの国境まで30km。タライ平原にあるヒンドゥーの聖地、ジャナクプルです。
標高が低く、37℃とかなってけっこー暑い。池?沐浴地?も多いため湿気が高く、昼間はちょっと出歩きたくない感じです。
日本人は国境を越えられないんですが(イミグレーションがないからだって。ネパール人はどうしてるんだろ)、ネパール唯一の鉄道でインドに抜ける事ができます。‥‥できました?
ストだかなんだかで、ここんとこずっと止まっているそうです。
ここ、整備すれば結構な観光地になるだろうに、妙に商売っ気ゼロ。メインロードは舗装されてないし、英語の看板なんか一つもないし。主な交通手段はサイクルリキシャで、うん、歩いた方が早いような気が‥‥(暑いから使うけど)
『ラーマーヤナ』のヒロインシータ姫がここの出身で、ジャナキ寺院=ジャナク王の娘シータのお寺が観光の目玉になります。ネパールには珍しいムガール様式。
隣のラム・ジャナキ・ビワーラ(結婚)寺には、結婚式の様子が再現されてたり。
私の好きなバラタ王子がどれだか分からん‥‥
(主人公ラーマ王子の異母弟。母である第二王妃の策略でラーマが国を追われた時、「兄が帰ってくるまではその代わりだけを務めます」って言って、玉座にラーマの履物を置いて、自分はその下で仕事していた偉い子)
沐浴場。私が居た日に丁度お祭りがありました。太陽神スーリヤへのプージャー(供儀)なんだって。
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この辺りは魔よけとして家の壁に女性が描く、ミトゥラー・アートというのが有名です。本式のはちょっと田舎の方に行かないと残ってないんですが、代わりに絵画が寺院に収められたりしてます。
ジャナタプルの市街地から4kmほど離れたクワ村に、ミトゥラー・アートの技術継承とお土産物の生産で女性開発センターがあります。
一時間くらい歩けば行ける距離だけど、暑いよ(笑)地元の人にリキシャーとの交渉を助けてもらって、ガタコト揺られて行きました。
凄い技巧だとかそういうんじゃないんですけど、なんだろう、この妙に惹かれる感じ‥‥
頼めば下絵だけの絵に色を塗らせてくれたり、色々経験もできます。
ただ、女性(とその子供)しかいないので、英語通じないよ! 周りは田んぼだから水も買えないよ!(笑)そこの人がポンプで汲んだ水を飲んでいたので、あーここらは生水も綺麗か。と一緒になって飲んでました。冷たくて気持ちいーい。
水が豊かって大事なことね。ホテルで洗濯もできるしね。
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