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2013年11月04日16:47

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浅間大社(旅行一日目)

この連休で予定通りに
富士浅間大社と身延山にお詣りしてきました。


先週木曜くらいに東横線の多摩川駅で降りて
近くの浅間神社にお参りし
その後武蔵中原駅まで歩きました。


当日は川崎駅から、5:39発の沼津行きに乗りました。
これは別の日記に書きたいものですが、最近ウォークマンを生まれて初めて買ったので
長旅も平気なものです。

沼津行きの先頭車両に乗り
ボックス席を独占し
(ココが比較的すいていることは
 静岡大学時代の帰省の経験から知っているのです)
ガルシア・マルケス「百年の孤独」と
植草甚一「衝突と即興」を交互に読みながら
普通列車に心地よく揺られて2時間。

沼津で乗り換え富士へ。

ここで驚いたのは
富士山が全く見なかったのです。

普通ここら辺から見える富士山は
もう圧倒的で
いわゆるヌミノーゼというものを感じますが
雲やら霧やらでまったく見えない。

「あらまあ、残念」
と一瞬思ったが
当然そんな日もあるさと
音楽と読書で富士に到着。

身延線に乗り換え
富士宮駅で下車。


少し探しながら歩いていくと
大きな鳥居を発見し
「あったあった」
と喜ぶ


■鳥居

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でもやっぱり富士山は見えず
「富士山はどこですか?」と訊いて
「富士山は昨日で店じまいずら」といわれても心底納得できるほど。

しかし
これは明日への布石であったかもしれない。
富士山が「まだ早いよ?」といっているわけ。

ここでまったくみれなきからこそ
明日の価値が数倍にも高まるということを
浅間大社の大神さまが知っているといってよい。

とにかく、この時点では
「せっかく浅間大社に来て富士山が全く見れないのはもやもやが残る」
と感じた。


■せせらぎ沿いに歩く

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ぼくが訪れたのは11/1だけれど、
11/2,3,4は、浅間大社の例祭が催されるということで
大勢の人たちが屋台の準備や
拡声器
スピーカー
臨時の電気の配線
などをおこなっている

鳥居には「世界遺産」の文字がある。
いま Wikipedia をみても「世界文化遺産に登録されている」とある。


■例祭の準備の様子

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参道を歩んでいくと輪橋があり
鏡池を渡る。
違う世界へ入っていくことがわかる。

わたると目の前に
朱塗りの楼門が鮮やかにあらわれる。


■楼門

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楼門の前には何かの岩が祀ってある。
説明を読んだがよくわからない。

■鉾立石

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また、そばには
天皇陛下御製の和歌が書かれている。

津波来し
時の岸辺は
如何なりしと
見おろす海は
青く静まる

■天皇陛下御製の和歌

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門をくぐると
一気に
サンクチュアリティの高まりを感じる。
大きな拝殿が鎮座する。
大社のサイトによれば
徳川家康が寄造したそうである。

■拝殿

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拝殿で礼拝
(いつもの「おまかせ」など)
を行い
拝殿の裏のほうに散策する。

立ち入り禁止の林の一帯があり
まあ不思議と強い霊性を感じる。
これは明日への予告であったかもしれない。

■拝殿裏の林たち

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ちょっとくだっていくと
テレビでも見たことがあるような気がするんだけども
特別天然記念物「湧玉池」が顕われる。

うーん。
テレビと全然違う。
携帯端末で見る映画と
映画館で見る映画くらい違う。
これは明日また感じることになる。


ものすごい澄んでいて
静かな池で


こっちのこころが
池にプロジェクションされ
と同時に
池のすがた自分の内側に逆に投影されることで
こころが
静かに澄んでいくのが
驚きとともによくわかる。

よく見ると
小さな魚たちが生きている。

こころといっしょだ。

池の底には強い力を秘めた溶岩の岩塊もみられる。

これも
こころといっしょだ。

■湧玉池

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その静かな池が
軽やかな
ここちよい
いのちの音を立てて
流れ出していく

一見相反する
無時間性と有時間性は
同一のものの側面同士であることが
直覚的に理解がすすむ。

即非の論理であり
空即是色
すなわち
無時間的平安的静止状態の「池」から
有時間的躍動的奔流状態の「せせらぎ」へ
(そしてそれはいつしか再び無時間的平安的静止状態へ)

■せせらぎ

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これらの水は湧水だそうだが
その湧水に触れられ場所があった。

そこにきたとき
ちょうど細い日がさしこみ
湧水の流水と翠苔が
宝石のように美しく輝く。

湧水に両手で触れながら
その圧倒的な力に瞑想する。

水道水とどこが違うのかと後で考えてしまう。
やっぱり、こんこんとつきることなく
溢れ奔出しつづけることなのかなあ
よくわからない

とにかく自分の感じた感覚こそが
じぶんのいのちのとって大切だということがわかる。

■湧水に触れて

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境内の中には
いくつか動物が放し飼いになっていて
鴨と鶏をみました。

鴨はシャッターを押した瞬間に
一羽が餌をとろうとしたため
ユーモラスになりました。

■鴨とニワトリ

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ご神木もいろいろありましたのが
とくにつよくうったえかけてくれた人たちが次です。
この人たちは次の日のことを
予告してくれていたと感じます。

■ご神木たち


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この後、富士宮焼きそばを食べ
身延線で自分のご先祖のお墓参りへ。
雑草を抜いておく。

父方母方のご先祖とも
お墓が坂の上で
けっこうきつく
これで明日は大丈夫なのか
と不安も感じる。

八幡神社へお詣り

90歳の祖母にあいさつし
一時間ほどしゃべって
再び身延線で富士で。

駅前を見回すに
食べ物屋もコンビニもないように見えたので
駅の売店のおばさんに
「明日は何時からやってますか」と訊くと
乗る予定の電車が出る5分くらい前に開くとわかり安心する。

食べ物屋がないので
「いろはにほへと」という居酒屋に入り
モツの鉄板焼きと富士宮焼きそばを注文する。

予約したビジネスホテルに入り
20:00ごろ寝つく

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