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2013年09月01日03:36

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モキュモキュモの考察

地球を侵略しようと
はるか宇宙よりやってきた
デストロン星人。

デストロン星人は
肉食で、エイリアンとよく似た
形状をしているが
理性はある。
豆腐メンタルである。

最初、マジで地球人を
殲滅させようと戦闘機で
攻撃を開始したが。
地球人の10分の一ほどの大きさしかない
デストロン星人は偶然出くわした戦闘機に
撃墜される。
命からがら潜入した機体は
地球内部の映像を写していた
なんとか潜入した機体も
猫に捕まって大破した。

なんという驚異的な星だろうか?!
デストロン星人軍を率いる
大佐は頭を抱えた。
なぜならもう艦内に食糧、燃料が
残っておらず、引き返すのも難しいからである。

人間との大きさの比を知った彼らは
分子操作技術を使い自らの身体を巨大化させ
人間と同じサイズにした。
三匹のデストロン星人が降り立ったのは
ハロウィンの真っ最中の街で
小さい子供をおどかして泣かせて
悦に浸っていると家の奥から
ライフルを持ったその親が出てきて
蜂の巣にされた。その時たまたまキティちゃんのぬいぐるみを持ち帰ってくる。

二度の奇襲に失敗したデストロン星人
館内部では仲間割れが始まっていた。
風紀は乱れはじめていた。
大佐は大きなキティちゃんのぬいぐるみを
見上げながら思う。

なんという小賢しい物体だ
他の生物を似せて模倣するなんて
あれほどの戦闘機を作り上げる
この星の住人が…なぜこんなものを。

館内では大佐への責任追求が始まる。
多くの兵は人類は軟弱で弱いと聞いていた
が大きさが違うことや武器を持っていたり
凶暴な野獣を飼っていたりすることは
知らなかった。今回のミスは
大佐の調査不足ではと指摘される。
大佐は宇宙船はこれから月に不時着すると
宣言。

仕方なく月へ向かったが
月は何もない。
キテイちゃんのぬいぐるみを
見上げて大佐は思う。
どうすれば良いのだ、このままでは
多くの兵がのたれじぬ

大佐は資料を見ながら
思った。遺伝子操作を使い
人に親しまれる姿になれば
いいのではないのか?

大佐は情報調達し
自らの身体をモフモフのつぶらな
瞳を持った生き物に遺伝子操作で変身し
地球へ降り立った。

公園で少女に拾われ
モキュモキュモと名付けられた大佐
燃料と食料をよこせ
さもなくば虐殺する!
と少女を脅すもペットとして
撫でられたり餌をもらううちに
すっかりいい気分に。

そのうちに帰ってこない大佐を心配して
多くの兵が身体をモキュモキュモに
変えて地球に降臨。

大佐を見つけた兵たちは
愕然とした
広い部屋で気ままに暮らす
大佐の姿を見つけたのだ。
もう言葉は通じなかった。

モキュ?
というだけだった。

武骨な大佐がこんな姿になるなんて…
嘆くのもつかの間
大きな肉の塊を餌としてもらった
彼らはすっかり気が抜けた。
何だかよくわからないが
これでいい気がした。

世界中にこの妙な生き物は広がっていき
ペットとしてかわれるようになった
あるいみこの星を侵略したといってもいい
かもしれない












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