今回からは3日目、5日(金)の行程に入ります。
宿の真ん前、南稚内駅からのスタート。
駅には、朝早くから大勢の人で賑わいます。
乗客は全員、札幌に向かう「スーパー宗谷2号」へ。
再び大自然に囲まれた中を走ります。
天塩川の川辺では・・・、
牛
たちが水浴び?をしている様子
音威子府に停車。
かつては天北線が分岐した拠点駅で、ホームから往時の匂いがしてきそうです。
列車は上川盆地を抜け、旭川を過ぎてさらに石狩平野を駆け抜けます。
岩見沢では、原色の711系電車の姿も。
これはよい急行「かむい」
千歳線からの快速「エアポート」に並び、追いつ追われつを繰り返しながら札幌に到着。
ここからは、札沼線(学園都市線)の1569Mに乗換えます。
札沼線は初の乗車。
右手にJRAの札幌競馬場を眺めます。
スタンドの改築工事中だそうで、今夏の北海道開催は全て函館競馬場で行われるようです。
あいの里教育大駅に到着。
ここからは、当別町の「ふれあいバス」あいの里金沢線に乗り換えです。
駅前広場ではなく、道路を挟んで向かい側にバス停がありました。
案内表示が駅前広場になく、探すのにひと苦労
「ふれあいバス」は、当別町のコミュニティバス。
2006年に実証運行を開始し、2008年には本運行へと移行しました。
http://www.town.tobetsu.hokkaido.jp/chomin/douro/koukyo_koutsu/
http://portal.town.tobetsu.hokkaido.jp/town/koukyokotsu/
もともと、それぞれの用途にあわせて町内をバラバラに運行されていた路線バス・町の福祉バス・スクールバス・病院の患者送迎バス・企業の従業員送迎バスなどを、集約統合するような形でスタート。住民の利便性を第一にしつつ、バス運行の効率化が図られたのです。
モビリティ・マネジメントを活用した利用促進策や、町立図書館で借りた本の車内返却サービス、飲食店や一般家庭から回収した使用済天ぷら油を用いたバイオディーゼル燃料(BDF)車両による運行など、さまざまな取り組みを進めていきました。
今では、全国の自治体コミュニティバスの中でも成功例のひとつといわれるほどに。
(↓についても参考までに)
http://www.rmec.or.jp/kousaten/26pdf/18-19.pdf
http://chat761.blogzine.jp/news/files/111216.pdf
http://www.chiikinokizuna.jp/blog/article/522
JRあいの里教育大駅12:57発、北海道医療大学ゆき10便がやって来ました。
医療大あいの里キャンパスが始発の便です。
あいの里金沢線は、各系統あわせて平日22往復・土休日11往復の設定。
委託事業者・下段モータースの車両、札幌200あ272(U-RB1WEAA)が登場しました。
下段モータースは、町内の自動車整備・販売業者。直営路線の当江線もあります。
4人乗車し、車内の乗客10人で発車します。
高層住宅が並ぶあいの里の街を抜け、道道112号線から国道337号線へ。
石狩川を札幌大橋で渡ります。
国道を外れ、田園地帯の中をバスは走ります。
生チョコレートでおなじみ、ロイズふとみ工場前に停車。
さらに日帰り温泉のふとみ銘泉を通り、太美駅へ。
今度は丘陵地の住宅街・スウェーデンヒルズに向かって北上します。
このあたりで、車内の乗客は最大の12人に。
北欧風の住宅が並ぶスウェーデンヒルズの中を一巡。
かつては、デベロッパーが住民限定の送迎バスを走らせていたとか。
丘陵地を抜け、田園地帯をしばらく進み当別市街地へ。
石狩当別駅に立ち寄ります。
市街を抜け、再び田園地帯を走って終点の北海道医療大学に到着。
乗客は8人でした。
乗車区間内では、合計24人が利用。
各駅で乗客が大きく入れ替わることはありませんでした。
高齢の方、スウェーデンヒルズの住民、北海道医療大学の学生と客層はさまざま。
医療大では、学生や付属医療機関の患者向けに「無料チケット」も発行されているそうです。
(大学から運行負担金あり。スウェーデンヒルズのデベロッパーも負担金を拠出)
町民や医療大生の間にすっかり定着している印象をもちました。
なお、車両では新旧の日野ポンチョも活躍しているようです。
この先については、また次回。
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