私の魚料理のバイブル、『築地魚河岸三代目』。
5巻くらいしか出てない頃から買ってたら、いつの間にか36巻まで出ていて、こんな続くと思わなかったので、本棚見てビックリ。多分、築地が豊洲に移転するまでの連載予定だったと思うんだけど、それが10年以上も延び延びになってるからねぇ。
最近はちょっとマニアックな魚を扱ってるので「食えんがな」ネタが多いのですが、初期の鰯とか鯵とかの料理法はすごく参考になります。あと、子供の頃に潮干狩りで獲ったアサリと、今売ってるアサリは味が違う気がする‥‥?という疑問も解消してもらいました。
で、急にイカが食いたくなって、イカ〜イカ〜と漁ってみたら、2巻にあったぜ。めっさ美味かったので紹介します。例によってアレンジしちゃってます。
〈イカのゴロ焼き〉
1.刺身用のスルメイカを用意。
2.足ごとワタを引きずり出す。胴に残っている軟骨も取り出し、中を洗う。
3.キモ以外の内臓を取り除き、足は目と根っこの硬い所を切り落とす。吸盤もこそげ落とす。
4.キモと足を胴の中に突っ込む。
5.塩を振ってアルミホイルでつつむ。
6.魚焼き網かフライパンに乗せて焼く。中火がよろし。
7.ポンポンと音がしてきたら出来上がり。焼き過ぎると硬くなるので注意。
8.ここが一番難しいんだけど、アルミホイルに乗せたまま輪切りにする。アルミが破れるとキモが流れ出す〜。
9.ワタにからめながら食べるべし。
上手に捌こうとか考えなくていいので(皮も剥かないし)、えらい簡単です。まんべんなく火を通そうとするといきなり難易度があがるので、多少ナマでもOKな刺身用を使うのがコツと言えばコツ?
やべー美味い、癖になりそう‥‥
残ったワタがもったいないので、レンジで火を通したしめじを和えてみました。これも美味い。
小さい種類のイカだったら、同じ処理をしたのを鍋に並べて、甘辛く煮付けるとウフフフです。卵が入ってたら嬉しいけど、なくてもOK。
楊枝で胴の口を閉じるのが一般的ですが、イカは火を通すと縮むので、なくてもばらけませんでした。巾着状態になるのね。
あーイカ美味い。日本人でよかった〜〜。
地中海の人はイカ食うけど、キモは捨てるもんね。
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ところで、キモ系が苦手な人っていますよね?アン肝、ウニ、牡蠣、白子とか。
この方々、絶対にフォアグラも食べられないはずなんですが(アン肝とそっくりだもん)、フランス料理だと平気だったりする。あれどーゆー原理なんでしょうか???
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