女流ピン芸人 楠美津香さんによる一人芝居の
シェイクスピア(Lonely Shakespeare Drama)は
2年前に全37作品上演を達成しましたが
そのときスケジュールの関係で見られなかった
ペリクリーズが本日横浜で(正確には新杉田)再演
されたので拝観して参りました
いつものように白水社のシェイクスピア全集で予習
そうしないと登場人物が多すぎるので、いくら
楠さんが多様に演じ分けても物語についていけなくなる
まぁペリクリーズは割とわかりやすいストーリーですが
なにしろ波乱万丈の物語が最後に一気にハッピーエンドに
なるという
そもそも発端はシリアの都アンティオケの王に美しい娘があり
彼女を狙って多くの男達がやって来るが、王から謎を出されて
それが解けないと打ち首になるという「かぐや姫」か
「トゥーランドット」のような設定です
その謎というのが王と娘の近親相姦を表しているのですから
たとえ解いたとしても秘密を知ったかどで打ち首になる
ムチャな話であります
それがいかにしてハッピーエンドに落ち着くか
いずれまた再演されることがあるでしょうから
興味のある方はご覧になってください
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