はーい、毎度恒例、旅行記行きまーす。
トルコはもう、検索すれば山ほどブログが出てくるメジャー観光地なので、「日本人は見かけなかったけどオススメな場所」にだけスポットを当てて、後日書く予定。
今回は、ちょっぴり珍しいヨルダンです。
ヨルダンは、第一次大戦〜第二次世界大戦を経て設立された5つのアラブ国の一つ。平和と観光を売りにしているような国なので、旅行者としては比較的動きやすいです。
その国土は、シリアとの国境から始まって紅海まで、南北に約400km。東西にも伸びていますが、砂漠だらけであまり観光客が行くような所ではないので、基本はこの東京←→大阪くらいを行く事になります。
見どころも東京←→大阪の距離感を頭に置いてもらえると分かりやすいかも。首都アンマンは小田原くらいの位置。そこから静岡に死海、名古屋にペトラ遺跡、京都に砂漠ワディ・ラム、大阪に珊瑚礁のビーチリゾート・アカバ。東京方面にローマ時代の遺跡が点在。
小田原着、静岡経由名古屋行き。京都に向かい、大阪でシュノーケリング。大阪から小田原にバスで戻り、日帰り東京観光。そして飛行機でソウル(イスタンブール)に移動。距離としてはそんな感じですね。
余裕を見て滞在日数8日間を取りましたが、往復込みの1週間のツアーだと、小田原〜名古屋をギュッと詰め込むみたいになるようです。ちょっと勿体ない。
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首都アンマンに到着したのは、6/1(金)午前3時と言う非常識な時間。入国審査の手前で欧米人観光客がビザ取得の行列作ってますが、日本人は無視してOKです。トルコ他数ヶ国だけは入国審査時に無料でビザ発行してくれまして、その特権国の中に日本が含まれてるから。←という事がどこにも書いてなくて係員もいなくて、しーばらくグルグルしてた私。
審査自体も簡単で、台湾のスタンプに「どこだコレ?」な顔をされましたが(漢字で「中華民国」って書いてあるだけだもんね)、後は「ビザは1ヶ月だからね!」と念を押すだけ。
予約しておいたホテルまで車で行ってチェックインして荷物の点検して、気が付けば空は明るくなっていた‥‥
まぁ飛行機の中で延々寝てたしな。と旅行の初日はそのままアンマン探索に出かけました。が!
カーブが多く、坂道が多く、変則交差点が多く、地図に書いてある道が階段である事も多い、方向音痴には致命的な街。しかもすり鉢状で建物が密集してるから、今歩いている道がどこに向かっているのかサッパリ分からん。
こんな時に、レンタルスマホのGoogleMapちゃんは「現在位置が特定できません」の一点張り。ヨルダン国内、特定できた事が一度もありませんでした(笑)それはそれですげーな。
現在位置と目的場所の距離も分からないのに、タクシーの値段交渉とか不利すぎる。仕方なく、片っ端から道を聞き、5分後にまた道を聞き、聞いて聞いて聞いてしかも通り過ぎたりして、1日目はほぼアンマンのダウンタウンを迷い歩いているだけとなりました。
すり鉢の中間くらいにあるBooks@cafe(外国人向け喫茶店。値段にさえ目をつぶれば、大手を振って生ビールが飲める数少ない場所)に辿り着いた時、上と下を見て、初めて自分がどれほど手強い場所を歩いていたか実感。
これ、無理‥‥
空気が乾燥しきっているので、汗は流れません。流れる前に蒸発して、いつのまにか服に塩を吹いている状態。
どれくらいパリパリかってね、氷水を入れたコップに水滴が付かないんですよ。だから妙に氷が溶けるのが遅い。空気は水より熱伝導率が悪いから。
「汗かいてないから暑くないんじゃない?」と勘違いしてしまう危険性は、インドの砂漠で嫌ってほど叩き込まれていたので、水は遠慮容赦なく飲みました。ただ、それでも甘く見ていたのが塩分補給。
暑すぎて食事とかちょっとパス、となると、体内のナトリウムが急激に減っていきます。体が熱を持ち眩暈も出てきて、「あ・やべ塩の方の脱水症状だ!」と気付くのがちょっと遅かった。
急遽、行きの飛行機でゲットしといた塩の小パックが出動。日陰に避難して直接舐める。見た目タチ悪いジャンキーだな!通行人の方、避けなくて大丈夫ですよコレただの塩!!(号泣)
ブワッと、せき止められていた汗が全身から吹き出すのが分かります。なにせ額から流れたもんね。蒸発するのが間に合わない勢い。
うっわ怖〜、これ気が付かなかったら水毒症で病院送りじゃ‥‥
という訳で、個人的ヨルダン荷物リスト。トルコはまた全然違います。あくまでもヨルダン単独で。
必需品:日焼け止め(アネッサかアリーの一番強力なやつ!)
度付きサングラス(コンタクトはバリバリになってしまうので使用不可)
トレッキングシューズか頑丈なスニーカー(サンダルだと砂で火傷します)
長袖シャツ(日光よけ&冷房対策)
ショール(帽子より使用範囲広し。買ってもいいけど、初日から必要なので)
塩(塩分補給アメとか梅干とか)
傷薬(化膿止め)
ボディークリーム(現地調達でもいいですが、肌の弱い方は持参を)
リップクリーム(同上)
ギャツビーアイスデオドラントシート(あるとないとで大違い)
裁縫セット(まさかの大活躍)
持ってると便利かも:保冷バッグ
エアーサロンパス
耳栓(アザーンで叩き起こされるんだもん…)
背中に日焼け止めを塗る道具(手の届かない場所だけ焼けます)
現地調達:水水水水!
ウエットティッシュ
絆創膏
目薬
酒(売ってる所は必ずある)
タバコ(銘柄にこだわらなければ、免税店より安いです)
いらね:蚊取り線香(蚊が繁殖できるほどの水は無い!)
色つき化粧品(基礎化粧品は別ね)
暇つぶしの文庫本(あの暑さだと文字が頭に入ってこない…)
カメラは、コントラストがキツイので、普通のデジカメよりちょっといいやつ(かつ丈夫なやつ)の方がオススメ。新調したオート一眼レフCANON君、頑張ってくれました。
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朝7時から夜8時まで歩いて、どうにか辿り着いた観光名所はたったの1つ。キング・アブドッラー・モスクのみ。
途中、「ここは単に道路の合間の三角地帯だと思うんだが‥‥」という所にあった名もないスィーク(市場)で、手作りの瓶詰の赤蕪ピクルスを買う。500gくらいで1.25JD(140円)。蓋を開けてビックリ、シュワーっと泡立って吹きこぼれてきた!?
酢に漬けるんじゃなくて、瓶内で発酵させてるのね‥‥腕のいい職人の作らしく、すっごく美味しかったです。
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