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2011年10月22日17:32

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旅行記(133:道南旅行記<2>-青森-)

震災の徐行ダイヤのため、お盆の臨時ダイヤではない定刻ダイヤでは新幹線利用では一日で羊蹄山の麓まで行くのはかなり困難を極めそうだった。
何度も函館は通過しており観光もしたこともあるのだが、早朝または夕刻以降と真面な時間に一度も観光したことがなかった。
そのため、初日は函館で一泊することにした。
今回の切符は「周遊きっぷ・道南ゾーン」である。いつものように北千住駅での発券は手間取った。(20分)
 
(初日)
普段は青春18きっぷで鈍行の北上であるが、今回は時間短縮により初めて「はやて」を利用することになった。
始発のはやてには、徐行ダイヤのため新青森での函館乗継特急はない。
そのため新青森の駅ビル内で観光する予定である。
 
震災以降初めて東北方面の旅行となった。
昨夏の相馬野馬追以来の東北エリア旅行であるが、前回は常磐線の臨時急行の相馬野馬追号である。
昨年の時点で地震・津波・原発事故による大災害が起こるとは思ってもおらず、その時見た風景がなくなった上、立入禁止となってしまったため長期間行けなくなってしまった。
帰りは福島市内の飯坂温泉によって帰ってきたのだが、この福島市内もかなり様変わりしているのだろう。
 
大宮から新幹線に乗車した。6時台の始発はやてだが、あまり混んではいなかった。
二人掛け座席が埋まることはなく、全列窓脇に一人ずつすわっているような感じの乗車率である。
那須塩原あたりから、屋根の上のブルーシートが目立ち始めてきた。
関東圏といえども5ヶ月経ってもまだ屋根の修復は終わっていないのである。
トンネルを抜け新白河に入ると被害が目立ち始めてきた。
郡山に近づくにつれ被害が目立ち始め、またゆっくりと徐行が始まった。(※1)
福島からはさらに速度が落ち、在来線の特急と同一の速度なった。
しかし、車窓から見える景色には意外と被害状況はわからない。
 
仙台市街地に入ると、昨年にはなかった長町・太子堂近辺の貨物ヤード跡地に仮設住宅が建っていた。
また山側の住宅地のブルーシート屋根もかなりの数である。
仙台駅のホーム自体も鉄骨むき出しの補強が地震の被害を嫌でも見せつけられる。
一ノ関までは徐行区間だが、傍目には被害が見えず、ただ徐行しているだけのように思える。
一ノ関からは元のスピードに戻り、高速運転で新青森まで走っていった。
盛岡以降は、八戸と新青森の下車客が半々の感じだった。また意外にも七戸十和田の乗降もかなり多い。
 
新青森に10時半に到着した。しかし徐行ダイヤの関係で新函館行きの特急は20分程前に出発してしまっている。
乗継特急は1本後のはやてと接続である。
新青森駅構内の駅ナカ「あおもり旬味館」を見て回ることにした。
言葉は悪いが、どこにでもあるお土産屋さんの複合ショップであり、特に目新しいものがなかった。
駅設備以外には新青森駅近辺は普通の住宅地でしかないため、見るものが特にない。(新幹線開業前とさほど変わらない)
時間が空いてしまったので、鈍行で青森駅まで移動した。
 
青森駅では外には出なかったものの、明らかに流動が変わってしまっていた。
八戸方面から来ていた特急列車がなくなったため、かなりホームの人気がなくなっていた。
人の流れが間違いなく新青森中心になってしまったようである。
新幹線経由の人で弘前方面へ行く人は、わざわざ青森駅に来ることはないわけで。
 
青森駅に着いた途端、叩きつけるような雨と雷に見舞われた。
新青森駅の段階ではまだ晴れていたのに…
ホームでは横殴りの雨でぬれてしまうため、待合室の中で雨宿りして特急列車を待つことにした。
30分後、特急到着直前になると、ホームには行列ができる程のたくさんの人が来た。
しかし函館行きの特急は混雑しており、間違いなく座れない。
デッキまで人が溢れている状態であったため、全く座れないまま函館へ向かうことになった。
 
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旅行日:2011/08/16(Tue)
写真:周遊きっぷ(道南ゾーン), 新青森駅新幹線ホーム(節電対応で暗い), 新青森駅在来線ホーム
 
※1
この時期の徐行区間は福島〜一ノ関だが、時間調整のような感じで他の区間でもやや徐行が多い。
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