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日曜日6日は、泊まっていた稚内から釧路へ帰る1日だった。
稚内7:10発の特急「スーパー宗谷2号」で出発し、そのまま乗っていれば札幌に12:06に着く。
札幌から乗り継ぐ列車は14:20発釧路行き「スーパーおおぞら7号」だったから、昼飯を食べるにしても札幌で2時間もあり、時間が余る。
だいたい、札幌はわざわざ行かなくても出張や競馬観戦などで行く機会が多いから、わざわざ好き好んで札幌で飯を食べることもない。
どうしようかな。
稚内から乗った「スーパー宗谷2号」は、旭川着は10:44だから昼飯にはちょっと早過ぎる。
札幌から1本前の帯広行き特急に乗っても十勝に入るのは15時を過ぎてしまい、昼飯には遅過ぎる。
好きなラーメン屋がある小樽や石狩月形まで行って食べるほどの時間もないか。
旭川から富良野線経由で行くと、富良野から滝川に出ても新得に回っても予定の列車には間に合わないし、函館線沿線で食べるしかない。
そこで、旭川と札幌の間のどこかで途中下車して昼飯を食べて、釧路行き特急に間に合う列車で札幌へ行くことにするしかなかった。
「スーパー宗谷2号」の停車駅から考えると11:03着の深川か、11:16着の滝川、11:40着の岩見沢ないしは岩見沢から普通列車に乗り換えて札幌までのどこかで食べるしかない。
「深川そばめし」は3ヵ月くらい前に食べたし、岩見沢でお気に入りのキジ料理店は駅から遠くて鉄道旅行では行けないし、どうしようか考えていたら、滝川に某マイミクさんが絶賛するとんこつラーメン屋があったことを思い出した。
ラーメンだけのためにわざわざ滝川まで行く気はしないが、通りがかりに寄って食べてみるならいい機会じゃないか。
ネットで「滝川 とんこつラーメン」とググッたら、賛否両論ではあったがお店はすぐ分かった。
滝川で下車。
目指す店は、駅から歩いて15分ほどの国道沿いにある「ラーメン山家滝川本店」だ。
札幌にも支店があるようだが、こっちが本店である。
お店に着き、店内に入った途端強烈なとんこつ臭が鼻をつく。
とんこつ嫌いの人はお店に入ることもできないくらいの臭気だ。
ボクは好きなので、期待に胸を躍らせながら席につく。
とんこつラーメン以外のラーメンや豚丼、ランチタイムはミニ豚丼とのセットメニューなどもあるが、初めての今回は脇目も振らず「とんこつ(750円)」だけ注文。
待っている間もとんこつ臭を嗅がされ、もう最高潮にメロメロになっているところでようやく出てきた。
豚の脂が表面に層になっている。
麺も普通の中華麺ではなく、九州ラーメンとは異なるもののストレートな麺だ。
さあ、食べてみよう。
おおっ。
ねぎの量が多過ぎるようにも思うが、臭みの強いドロリとした濃厚なとんこつスープと表面に浮いていた脂がストレート麺に絡んでよく合う。
イメージとしては福岡の久留米系ラーメンに近いな。
ただ、九州ラーメンと謳ってはおらず、紅生姜や辛し高菜などは置いていない。
北海道では貴重な九州風とも言っていいとんこつラーメンだった。
麺を食べ終わって、替え玉をしようかどうか悩んだが、この残っているおいしい濃厚なスープをどうしようか考えたら替え玉ではなく小ライス(100円)だな。
もちろん、残ったスープに投入。
そして、かき混ぜておじや風にしていただく。
大量に残ったねぎとともにレンゲですくって食べる。
おいしい。
塩分摂り過ぎではあるが、結局完食。
久しぶりにガツンとくる旨いとんこつラーメンを食べたな。
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