閉店決まる、十勝・帯広Ｂ級グルメ、十勝乃長屋の「ＢＱ」（2/26）

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先週末26日土曜日は、当日予約限定で2500円＋駐車代300円で泊まれるビジネスホテルが空いていたので、クルマで帯広に飲みに行ってきた。

飲みに行った店は、横丁「十勝乃長屋」で月替わりで全国のご当地Ｂ級グルメを取り寄せて提供している「ＢＱ」だ。

月によって当たり外れはあるが、去年の７月にオープンしてから毎月飲みに行っている。

お店に着いて、ハイボールを飲みながら２月のメニューを見る。

今月のメニューは、12月に行ったときにリクエストしていた愛知県民のおやつ、寿がきやのラーメンを取り寄せてくれていた。

しかし、今月のメニューはそれしかない。

いきなりラーメンなんか食べちゃったら終わってしまう。

ほかの月替わりメニューは先月までのメニューで出していたメニューの残りを継続して出しているだけだった。

それらにはあまり食指は動かないので、それなら月替わりメニューではなくいつでもある定番メニューから「豚のスペアリブ」を注文。

スペアリブと言っても豚だから、沖縄で言うソーキの洋風版だ。

粒マスタードを溶いて食べる。

結構旨い。

まだ寿がきやには早いから、次はとりあえずミックスナッツでつなぐ。


ここでお店から重大発表が。

３月にお店の権利を売り、閉店することが決まったとのことで、それで新規月替わりメニューは１品にとどめ、在庫を一掃するために先月までのメニューも出しているのだと言う。

聞けば、業績が悪いわけでもなく、大儲けはできないながらも毎月黒字だったそうだが、経営者がやっている主力のフランス料理店の転売計画が不調に終わり、代わりに買いたいという申し入れのある「十勝乃長屋」の店の権利を売ることにしたのだそうだ。

後に入る店は精肉店がやる鉄板焼きの店になるそうで、月替わりＢ級グルメの店ではなくなる。

残念だがしょうがない。

いつまで営業するのかはまだ決まっていないと言う。

３月は忙しく、帯広に飲みに来られるとしたら26日しかないので、それまで営業しているか分からないから、今日は飲み納めのつもりでとことん飲むしかない。

ハイボールを何杯か飲み、ここで「寿がきやラーメン」を注文。

すごくおいしいラーメンというわけではないのだが、量は少なめで鶏がらスープのあっさりしたスナック感覚のラーメンは愛知県民のおやつで、1998年５月から２年７ヵ月名古屋勤務していたボクにとっては11年ぶりの寿がきやラーメンは非常に懐かしい。

ラーメンは食べたが、今回が最後かも知れないから名残惜しく、ラーメンで締められず引き続き飲み続けることにした。

つまみにはならないが、つなぎに自家製アイスクリームを食べる。

今回はチョコレートソースは掛けないでもらい、濃厚な自家製アイスクリームそのものを味わう。

そして、今度こそ締めのメニューとして、先ほど入荷したばかりという「カップヌードルご飯」を作ってもらう。

どうということはないのだが、一部地域で発売開始されると同時に人気となり、生産が追い付かず北海道まで回す商品が足りず、まだ北海道では売っていないから初めて食べた。

普通の店でそんなものを出したら客は怒るかも知れないが、ここはＢ級グルメの店だから、北海道では買えない人気の「カップヌードルご飯」が食べられるのは嬉しい。

そんなわけで、正確に記憶してはいないがハイボールを角ハイボール→ローズヒップハイボール→柚子ハイボール→ローズヒップハイボール→角ハイボール→柚子ハイボールの順に６杯飲んで4630円だった（ひょっとしたらもう１杯飲んだかも）。

時計は３時を過ぎていた。

「ＢＱ」のコンセプトはボクのストライクゾーンで応援していただけに、３月中に閉店してしまうのは残念である。