さらに恥ずかしのマイブーム

さらに。
帰路３０分。
歩きながら
手を合わせているという
てーたらくである。

ここ数日
神社で拝んだ帰り
何となく物足りなく
家で風呂につかりながら
手を合わせてみた。

なんとなく
落ち着き
気持ちいい。

そうして風呂で
前回書いたような
経文念仏題目を呟くとイイことがわかり
帰路
呟きながら歩いて帰ったというわけだ。

そして
さらに

ここ数日
帰るのが非常に遅かったような気がする。

人通りなく
車通りなく
家や店の電気は消え
星と街燈だけがついている。

もし酔っていたとして
平気で誰にも気づかれずに
タッションをできそうな感じ。

そこで
神社の帰り
夜風に当たり
歩きながら
「手を合わせて」
みた。

合掌。


掌と掌はぴったりくっつけるのだが
掌自体はやや弛緩した感じで
指と指の間にやや隙間がある感じ。

ぱーとぱーをぴったり合わせた感じ。

そして
肩や腕の力は抜き
手首も自然体にぶーらぶら。

で

５分も合掌したまま歩いていると
初めは自分の右手と自分の左手を
自分が合わせたという
ただただ当たり前のことだったのが

なんというか

だんだん
あったかくなってくる。

右手から左手へぬくもりがぱーっと広がり伝わっていくと同時に
（科学的に原理的にありえないようにも思うが）
左手から右手へもぬくもりがぱーっと広がり伝わっていく。

さらに

左手から見た右手が他人の手のように新鮮で生々しく感じられてくる。
また、同時に
右手から見た左手が他人の手のように新鮮で生々しく感じられてくる。

つまり
だんだん
他人の手と別な他人の手が
触れあっている感覚を
自分が感じているような感覚がわいてくる。


自分の左手が別の生々しい生命体になり
自分の右手はさらに別な生々しい生命体になり
それが互いに
触れ合い
感じあい
探り合っている感じ。

ひじょーに気持ちいい。
頭と心と精神が
チューニングされていくような感じがある

というわけで
無人の帰路を
３０分
夢中で合掌して
歩いて帰った
二日間でした