札幌からまっすぐ帰らず、青森→知内温泉へ

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昨日出張で札幌に泊まったが、札幌での仕事は今日はない。

明日は休みの土曜日なので、今日は休みを取って、まっすぐ釧路へは帰らず日曜まで遊んで帰ることにした。

今回利用している「周遊きっぷ（札幌・道南ゾーン）」は、札幌〜函館〜青森までの区間が特急・急行も自由席なら丸々５日間乗り放題だ。

この区間内なら何往復しようが追加は１円も掛からない。

「札幌・道南ゾーン」と言いながら、札幌から道南方面だけでなく、さらに先の青森までの区間が含まれているのがミソだ（写真２でゾーン区間を接写）。

札幌・青森間には夜行急行「はまなす」が運行されており、自由席車も連結されているから、「はまなす」自由席に乗れば宿代不要で夜を過ごせてしまうのだ。

これはオイシイ。

そこで、旅程を検討した際、18日と19日は「はまなす」を宿代わりにする計画を練った。

今日は、泊まっている札幌を出発して、夜には青森に着き、宿代わりに青森22：42→6：07札幌の下り「はまなす」に乗ることに決めた。

青森までをどうするか。

どこかで温泉にでも入ろう。

それなら、青函トンネルを含む海峡線区間にある知内温泉はどうだろう。

知内温泉は、西暦1247年開湯という、北海道でいちばん古い800年の歴史ある温泉で、泉質が素晴らしいらしく、前から行ってみたいと思っていた。

しかし、釧路から函館までだって遠いのに、知内はさらに遠く、短い日程でクルマで行けるような場所ではなく、列車で行くにしてもこれも難題なのだ。

したがって、まだ１度も行ったことがない。

なぜなら、知内駅に停まる列車が上下ともに１日２本ずつしかないのだ。

こんなあんばいである。

上り列車が木古内9：31→9：39知内→10：55青森と木古内16：19→16：27知内→17：43青森、下り列車が青森7：30→知内8：38→8：46木古内と青森18：12→知内19：24→19：32木古内、これしかないのである。

青森まで乗れるきっぷを持っている今回、多少無理してでも行ってしまわないと永遠に行けないかも知れない。

今回行くしかない。

知内温泉は、最寄駅の知内駅からでも歩いて50分ほど掛かるから、その時間も考慮して、宿代わりにする下り「はまなす」に青森から乗ることにすると、木古内16：19→16：27知内で行って温泉に入り、もう青森方面への列車はないから、いったん逆方向の知内19：24→19：32木古内に乗って、木古内から折り返して「はまなす」始発駅の青森へ向かうパターンしかない。

次に、木古内16：19までをどうするか。

泊まっている札幌で早起きできなかったら札幌9：52発で出発して、室蘭で昼飯を食べて、木古内16：19発の列車の始発駅である函館から乗ることにしていた。

しかし、昨日（今日か？）ススキノで２時過ぎまで飲んじゃったが、今日は完全に酒が残ってはいたし眠いが頑張って５時半に起きることができた。

それなら、せっかく青森まで乗れるきっぷがあるんだから、青森で昼飯を食べることはできないか考えた。

結局、１日で函館〜青森間を何度も行ったり来たりする非常に非効率な案だが、「朝札幌にいる者が青森で昼飯食った後に知内温泉に入ってから青森に22：42までに戻ってきて、急行はまなすに乗る」には、この案しかなかった。

朝１番の函館行き特急「スーパー北斗２号」の２両連結されている自由席車は出張のサラリーマンで込んでおり、新札幌で全席埋まり、座れない人が通路に立つ状況になった（写真３）。

6/18金
札幌7：00発
↓特急「スーパー北斗２号」（函館行き）
函館10：06着/10：44発
↓特急「白鳥18号」（八戸行き）
青森12：43着/13：21発…昼食
↓特急「スーパー白鳥９号」（函館行き）
函館15：12着/15：42発…※
↓特急「スーパー白鳥30号」（八戸行き）
知内16：27着
↓徒歩約50分
知内温泉…温泉入浴
↓徒歩約50分
知内19：24発
↓特急「スーパー白鳥21号」（函館行き）
木古内19：32着/21：10発…夕食
↓特急「スーパー白鳥44号」（青森行き）
青森22：20着/22：42発
↓急行「はまなす」（札幌行き）…車中泊
札幌6：07着

※：この時間帯に青森から知内へ行くには、知内に停まる下り列車がないからいったん知内を通過して、次の木古内で知内に停まる上り列車で折り返せばいいのだが、待ち時間が長過ぎるため、暇つぶしを兼ねて函館まで戻ることにしたもの。

知内に行くにはとにかく効率が悪い。