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2010年04月18日16:05

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週報(10/04/11〜) 衝突

科学技術週間という事で、つくば市内の多数の研究機関が一般公開しており、街中がテーマパーク状態らしい。
その中でも興味を持った、日本自動車研究所(JARI)へ行ってみる事にした。
(実際は大人の社会科見学の4回目である)
 
JARIはTX研究学園駅の目の前という事で、何も苦労せず電車から歩いて行った。
…というよりも研究学園駅近辺の土地は、元々JARIのテストコースがあった区域であり、TXが通ったために縮小したくらいである。
この日だけオープンするという駅の近くにある北門から送迎車で入口まで運んでもらった。
 
入口に入った瞬間から、いきなり工学知識が必要となる展示だらけである。
車の衝突シミュレーションに使う足の模型、マネキンが展示してある。
車にはねられた瞬間のシミュレーション解析映像が流されていた。
その中に、今回のメインイベントである実際の車同士の衝突試験のスロー再生映像も繰り返し流れていた。

「小学生以下の子供が興味を持つのだろうか…」という展示の裏には、
「交通安全トレーニングソフト」という子供用の安全教育ゲームコーナーとなっていた。
やはり、その点はぬかりない。
 
ここから先は、実際の試験の模擬体験コーナーとなる。
180度の視野角がある巨大なドライビングシミュレータを使い、
「見通しの良い道路で何故交通事故が起きるのか」というシミュレータの実演があった。
理由は、真っ直ぐな道を見続けている場合、速度が同じ車が横から来ていても、見える角度が変わらないために変化がない風景と誤認識するため、交差点の直前まで一切気がつかないとの事だった。
もちろん相手の車でも同じ理由により一切認識できないらしく、速度を一切緩めないため激しい衝突事故となるそうです。
 
四輪車上でのシャシダイナモ上走行(排ガス測定による効率性測定)も体験したが、実際の車との感覚差が大きく、案外うまくいかなかった。
 
12:00直前となり、メインイベントである実車による衝突試験である。
見に来ていたほぼ全員の人が衝突実験場へ向かっていた。
今回の衝突は「壁に衝突した際に、チャイルドシートのセッティングに差がある場合どのようになるか」との事である。
衝突実験場には20分前に入場締め切りという事もあり、早々と見学に良い場所は取られてしまっていた。
また小さい子も多い事もあり、周りのお父さんは軒並み肩車をしていた。
 
衝突試験開始のサイレンから、衝突までは1分もない位の一瞬であった。
遠くから見ていると単なる壁への衝突と轟音・煙が目立つだけだったのだが、
スローモーション再生の映像を見ると、
チャイルドシートを正確にセッティングしていない場合には、後部座席にいた子供が前部座席に投げ出されていた。
実際の事故ならば、間違いなく大けが程度ではすまないレベルであろう。
安全確認終了後、衝突させた車の見学会となったのだが、やはりかなりの衝撃がうかがえた。
 
小学生前の子供にこの光景を見せて、トラウマにならないだろうか?
イベント自体は、かなりハードなものであった。
 
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写真:シャシダイナモ試験(四輪車)
   衝突試験に使用した車, 衝突試験直後
動画:衝突試験

早くもYouTubeでアップロードした方がいるようです。
http://www.youtube.com/watch?v=2petVMC16yk
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