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2009年10月26日07:32

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東京・神田B級グルメ、大衆鰻専門店「登亭」

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22日木曜日は東京出張で、14時からの会議に出席するが羽田空港に着いたのは11:15でかなり時間があった。

そこで、昼飯には何か旨いモノでも食べに行くことにした。

最初の東京勤務時代(平成元年4月から2年間)、神田に勤務しており、昼休みに歩いて山手線を越えて日本橋にある蔦の絡まる喫茶店みたいな建物の、辛くて旨いカレー屋によく行ったのを思い出した。

羽田空港から京急で品川へ出て、JR山手線に乗り換えて神田で降り、日本橋・銀座方面へ歩いて向かった。

歩くこと約10分、三越前の手前の日本橋室町のユニチカ本社の隣に、蔦の絡まる建物は当時のまま残っていたが、残念なことにもぬけの殻で、カレー屋は閉店していた。
フォト

当時、老夫婦がやっていて、それから少なくとも18年は経っているから、しょうがない。

さて、代わりに何を食べようかな。

そう考えているうち、ある店のことを思い出した。

ボクは八王子出身で、子供の頃たまに都心に連れてきてもらったときに、家族揃ってご馳走を食べると言えば、父が気に入っていた「登亭」へウナギを食べに行くことが多かったことを思い出した。

場所は確か、神田駅北口を出て、日本橋方面に出てすぐだったように思う。

カレー屋の跡から神田駅に引き返すと、お店の雰囲気はかなり変わって現代風に改装されていたが、今でも「登亭神田店」は記憶通りの場所にあった。

「登亭」は昭和27年創業の、日本初の「大衆」鰻専門店で、中央区を中心に現在7店舗ある。
http://www.seaworld.co.jp/~nakaichi/index.html

鰻の蒲焼き半身が乗った、ランチタイム(平日のみ)のサービスメニュー「ランチ丼」は、漬物と肝吸いがついて950円とリーズナブルだ。

今回は、鰻半身ではなく、半身が2枚、蒲焼きが1匹丸々乗った「ランチ丼大(1500円)」を奮発した。

ほどなく蒲焼きが焼き上がり、運ばれてきた。

蒸してから焼く江戸前だから、ふんわり柔らかく、タレは甘過ぎずしょっぱ過ぎず、ふっくらしていて旨い。

30年以上前から変わらない、懐かしいこの味である。

少し食べたら山椒を振りかけ、また少し食べたらタレを掛け、また山椒を掛け、懐かしい味を味わった。

この日使用しているウナギは台湾産だったが、大衆的な金額で専門店の味が食べられるんだから、台湾産でも十分だ(運がよければ国産の日もある)。

「登亭」は、2回目の東京勤務時代にも鰻が食べたくなるとたまに銀座8丁目店や日比谷店(どちらも今はない)では食べていたが、子供の頃連れて行かれた神田店で食べるのは意味合いが違う。

懐かしくもあり、ひときわおいしく感じたな。

この日のランチ丼は、ボクの次のお客さんで売り切れた。
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