[399]
稚内へ向かうため、始発駅の池田から乗った滝川行きは、帯広で19分停車する。
今朝は3時に起きて、すでに1時間40分もクルマを運転しているし、腹が減った。
ここで朝食を調達しよう。
今回食べたのは、帯広駅弁「ホテル日航ノースランド帯広特製 豚とろ寿司(900円)」だ。
実は、この弁当、釧路人にはなかなか買えない。
それもそのはず、駅弁というのに駅で売っていないのだ。
帯広駅前にあるホテル日航ノースランド帯広のレストラン「丹頂」が作っているのだが、そこまで行っても買えない。
帯広始発の上り特急「とかち」、「スーパーとかち」の車内販売限定の駅弁なのだ。
(それで「駅弁」と言っていいのだろうか?)
札幌始発の下り特急では売ってないし、釧路始発の特急では帯広で積み込みしない。
今回は普通列車の旅だから、買うことはできないようにも思えるが、今日は買えるのだ。
と言うのは、池田から乗った滝川行きは、帯広に6:34に着く。
帯広で19分停車している間に、先に帯広始発6:39の札幌行き特急「とかち2号」が発車するのだ。
当然、発車5分前だから「とかち2号」はすでにホームに入線しており、発車の準備を整えていて、車内販売員はグリーン車の片隅にある作業スペースに乗り込んでいる。
この、「とかち2号」が発車するまでの5分間が勝負だ。
帯広に着くと、同じホームの向かい側に入線している「とかち2号」のグリーン車を目指し、車内販売員を見つけ、「豚とろ寿司ありますか?」と声を掛け、買うことができた。
すぐさま元の列車に戻り、食べた。
薄切りの茹でた豚肉の寿司なのだが、間にはさまっている大葉と山芋の薄切りがアクセントとして実によく効いてました。
ログインしてコメントを確認・投稿する