日本人のほぼ 100%は、
クリスマスイヴは、クリスマスの前の日の夜
だと思っているでがしょう。んぢゃが、そうではごわせん。
「1日」 というのはナンであるか? 自明でござるか?
1日が午前0時から始まる
っていうのが、比較的遅い考え方である、ってえのはわかりまさあね。
世界には、「1日」 の始まりに2通りの考えがございました。
エジプト、バビロニア (メソポタミア) ―― 朝が始まり
ユダヤ ―― 日没が始まり
日本語では、万葉の昔から、
「あした」 (=朝) と 「あさ」
は同義語でした。すなはち、1日は朝に始まる。日本人は、今でも、これが当然だと思うでがしょう。
ところが、キリスト教化したヨーロッパでは、ユダヤ式の
日没 = 1日の始まり
という制度になったのですよ。すると、どうなりますか?
クリスマスは、12月24日の日没から始まる
ということになります。すなはち、
12月24日の日没 〜 25日の0時
は、現代的な24時間制では、クリスマスの前日なのに、キリスト教世界ではクリスマス当日の始まりになります。
これを 「クリスマス・イヴ」 と言う
のです。つまり、
クリスマス当日の夜が 「クリスマス・イヴ」 である
ということです。
25日の日没には、クリスマスは終わってしまう
のですよ。
クリスマス・イヴは、クリスマスの前の夜
という認識が、まちがいであることが、わかりやしょう?
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