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2008年12月05日23:26

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長野県 小谷温泉

(2013.10.20 再訪)
久しぶりに山田旅館を訪れた。
野趣あふれる蓮華温泉、そしてpH値 11.2 を誇る白馬八方温泉の浴後に訪れたので、この歴史ある古湯がどのような存在感を示すのか楽しみだった。

泉質:ナトリウム炭酸水素塩泉(重曹泉)
泉温:44.8 pH値:6.9 成分総計:2983mg/kg
敷地内自然湧出、完全かけ流し

薄暗い浴室内に、湯気がムワッと充満している。窓が開かない。
浴槽のふちに手をついて入ろうとするヌメって滑る。
浴槽の底もヌルヌルしていて、あぐらを組み後ろから押されるとスーっと滑りそうだ。
天井からポタポタ湯気が落ちる。
ゴーゴーと滝のように湯口からお湯が落ちている。飲泉カップに汲もうとすると湯が飛び散る勢いだ。

寝湯もある。昔の人の身長に合わせて作られているので、180cm以上の方は足を曲げる事になる。そのわりには浴槽は深い。昔の人は座高が高かったのか?

ここは浴室内の充満さ、濃密なまったり感が特徴だ。
ドイツの万博にお湯を持って行った歴史をもつ古湯。
古い分析表にはヒステリー症に効くと一番目に記載してある。
現代のストレスに疲れた方々へ、お薦めする秘湯。


(2008.1.19 入湯)
小谷(おたり)温泉は、子供の頃から何度も入湯している身近な温泉なので、私にとって温泉のメートル原器です。

この年のお正月に「山田旅館」さんで、職場の友人らと温泉新年会を企画しました。
予約の際、宿の女将さんからは、とにかく四輪駆動の車で来ること、明るい時間に来ること等、電話口で念を押されました。
毎年冬期は雪のため宿まで辿り着けない客がいるとのことで、その都度ご主人さんが雪に埋もれた車を救出に出かけているのだそうです。
そういうわけで当日は午前11時のチェックインでも歓迎されました。

また、予約時に暖かい部屋と寒い部屋のどちらがよいか訊かれたので、暖かい部屋をお願いしたところ、しぶい湯治用の部屋ではなくて、新館の、トイレ付き、前室付きの角部屋に案内されました。
宿泊してみてはじめて宿泊者専用の新しい浴室(露天風呂付き)があることを知りました。これは廃業された隣の旅館からの引湯とのことで別源泉。
こちらのお湯の方が身体に硬いというかキッパリとしたお湯です。比較すると、昔からの内湯(写真)の方は、まったりと包み込まれるような泉質。
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