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2026年07月15日22:53

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『ヌーヴェルヴァーグ』感想

〜「6才のボクが、大人になるまで。」「ビフォア」シリーズのリチャード・リンクレイター監督が、1950年代後半のフランスで起きた革新的な映画運動・ヌーベルバーグを代表する作品として知られるジャン=リュック・ゴダール監督作「勝手にしやがれ」製作の舞台裏を映画化。映画史に革命を起こした若者たちの姿を、フランス映画界を代表する映画作家たちとの活気ある交流とともに描き出す〜
〜1959年、フランス。映画批評誌「カイエ・デュ・シネマ」で執筆活動をしていた28歳のジャン=リュック・ゴダールは、フランスの若手俳優ジャン=ポール・ベルモンドとアメリカの人気女優ジーン・セバーグを主演に迎えた長編監督デビュー作「勝手にしやがれ」の制作を開始する。ゴダールの斬新で自由奔放な撮影手法に周囲は振り回されるが、映画づくりへの情熱を共有した撮影現場は活気に満ちていく〜<映画.comさんより>

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「ヌーヴェルヴァーグ」っていう言葉はずっと知ってたけど、しっかりとは把握できていなかったから、今作はすごくためになった。

いや、それよりも、単純にもう、最高に楽しんじゃった。ずっとずっと笑ってた。
ほんとゴダールって、ああいう人だったの?
あまりにも我が道を行くだし、とにかく・・・気にしない(笑)

しっかし、試写室で、作品を観ながらタバコって、どう考えてもヤバくないですか?
現代(今)ならともかく、フィルムの時代なのに。

ゴダール「良い映画評を書くための最善の方法は、映画を撮ること」

ゴダール「撮影不可能なんて、ない」
プロデューサー「製作不可能は、ある」

ロッセリーニは「必然性」を語り、ゴダールは「偶然性」を主張。

ゴダールはとにかくやりたい放題。
台本無し、’諸事情’で急に撮影中止、照明は不要、メイクすら要らないと言い放つ。

前のカットと嚙み合わなくても気にしないっていうのが最高。
そんな小道具はなかった、洋服が違う、視線が違う。
ゴダールにとっては、それらは些細なこと。それよりも大事なことがあった。

※予告編
https://youtu.be/ouWETIh3Ilk?si=n2oKxA9L6YQAXNVF

リンクレイター監督のこだわりは相当。
・キャスティングがまずそうよね。知ってる俳優&監督は、皆そっくり
・『勝手にしやがれ』と同じ、1:1.37の比率スクリーン
・黒丸のパンチマークを何度か出してて、もう降参

個人的にはアニエス・ヴァルダとジャック・ドゥミが出てきた時、ウルウル涙
驚いたのが、ロベール・ブレッソン。
ゴダールが撮影していた頃に、ちょうどブレッソンは近くで『スリ』を撮っていたという。
私、渋谷でブレッソンを何本か観ていて、もちろん『スリ』も観ていた。
で『スリ』について調べていた時「2つの違う場所の撮影だったのに、エキストラは全く同じだった」っていうエピソードがあったんだけど、まさに、今作のブレッソンがそれについて語っていて、吹き出しそうになった。

キャストですが、ゾーイ・ドゥイッチがいなかったら、今作は作れなかったのでは?と思うほど、最高のジーン・セバーグだった。
つい最近Netflixで『ボイスメールで恋をして』を観たんだけど、やっぱりゾーイ、基本はラブコメが似合う。
でも今作のジーン・セバーグは彼女しかいなかった。『ラウール、回して!』の高揚感、良かったぁああ。
ゴダール役はずっとサングラスだったから、似てるか似てないか、わかんないよね(笑)
ジャン=ポール・ベルモンドは、どこか、くしゃっとしている雰囲気が似てたぁあ。
個人的には、ラウール役の人めちゃ好き。’郵便物’手押し車の中に、大柄なのに、よく入れたよね。

音楽も良かった。最後の♪ヌーヴェルヴァーグの歌が、しばし頭に貼り付いた。

総評:めちゃ面白かった。途中から早く『勝手にしやがれ』を見直したくなった。
撮影現場も、本当に楽しかったのでは?リンクレーター、ありがとう! 4.3☆
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