mixiユーザー(id:462499)

2025年03月12日20:00

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スタイルズ荘の怪事件

を読んだ。アガサ・クリスティ著/矢沢聖子訳
 戦場で負傷したヘイスティングスは、旧友に招かれてスタイルズ荘にやってきた。
そこの女主人であるエミリー・イングルソープは最近再婚したのだが、その相手は20歳も歳下の奇妙な男で、他の家族からは財産目当てに違いないと思われていた。
そしてある日の夜明け前に、イングルソープ夫人は激しい痙攣の末に亡くなる。
ヘイスティングスは偶然近所に引っ越してきていた元刑事のベルギー人に相談することに・・・。

 クリスティのデビュー作にしてポアロ初登場作である。
しかしデビュー作とは到底信じられない老練な手腕を感じる筆運びで、やはり本物は最初から本物なのだ。
それはさておき、ミステリ小説を読み終わった直後に最初から読み直すのは、とても興味深くて面白いというのはミステリ好きなら全員賛成してくれると思う。
しかし大昔に読んで真犯人と超大まかな流れだけはぼんやりと覚えている(しかも確信はない)状態で読み直すのはあまりよろしくないと今回わかった(汗)
確かこいつが犯人だったはずだけど、はっきり覚えてないし、しかしこの展開は覚えがあるようなないような・・・という自分の記憶に翻弄されるような感じで、本文に集中しにくかったのだ(汗)
なので最初に読んだときのすごく意外で面白かったという印象とは、今回は異なる感想になった。
だいたいなんか変な釣り人がず〜〜〜っといると思ったら実はそれがポアロだったという展開は本作だと思っていたのだが全然違うし(笑)
釣り人ポアロはどの作品だったっけ(汗)???
ポアロの登場という点では、昔読んだ時には全然イメージできていなかったのだが、第1次大戦の影響で他のベルギー人たちとともにイギリスに移民してきたというのを今回初めて認識して興味深かった。
 で、本題のミステリ部分だが、上記の通り集中できていなかったせいもあるが、最後の謎解きでポアロが説明する内容に「そんなこと言ってたっけ?」というのが山程あり(汗)、それで慌てて最初に戻って見直したりしたのだが、流石に冒頭のそんなところに重要な情報が入っているとは〜〜〜(汗)普通に集中して読んでいても気づかないわ(笑)
 あと気になるのがトリックを見破るにはある程度の知識が必要な部分で、化夢宇留仁は「生成」の部分はそんなに気にならなかったが、「遅延」の部分ではちょっとそれはマニアックすぎないかと思った。せめてその効果は文中で匂わせておいてほしかったかな〜〜〜。
 ちうわけで色々(化夢宇留仁に)問題はあったが、やはり非常に面白く、最後の方はページをめくるのがもどかしい状態に。
しかし自分のことは棚に上げて、ヘイスティングスのバカさにはちょっとイライラした(笑)
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