を読んだ。松谷健二訳
無からの帰還
クルト・マール著
ミルサル3でやれることは尽き、調査は宇宙開発を始めたばかりのミルサル2に移った。
送り込まれたフェルマー・ロイド、マルセル・ルゥ少尉、ロジータ・ペレスの3人は、そこが今まさに生物消失現象が発生しつつある状況なのを知る。
原住民と協力体制を構築し、腰を据えて調査を行うが・・・。
調査の結果ある程度の進展を見たローダンはとうとうアルコンへ向かい、直接ロボット摂政との会見に臨む。
1時間を越える会見の結果、ローダンはアルコン艦隊の75%までを指揮下に・・・って、おい(汗)!
現状では謎の消失事件も重要ではあるが、化夢宇留仁的にはローダンとロボット摂政との今後の関係が最も気になるところで、その会見での駆け引きこそが一番の盛り上がりポイントだというのに、そこを飛ばしてどうする(汗)!
化夢宇留仁的にはその会見だけで丸々1エピソード使ってもいいくらいなのに(汗)
さてはややこしい内容になりそうだったから逃げたな(笑)?
アトランティス要塞
K・H・シェール著
様々な証拠を見せ、とうとうアトランに現在のアルコンは彼の帰るべき場所ではないと納得させる。
そして次の話題は問題の生物消失だったが、それを聞いた途端にアトランに変化が。
彼は遠い昔にその現象と遭遇していたのだ。
相変わらずアトランが主役だと一人称になるおもしろ構成(笑)
この話ではアトランティス文明がどうやって興ったのかの説明にもなっており、それはこれまで聞いたり読んだりした様々な説の中では一番納得のいくものだった(笑)
滅亡の方は説明が無かったが、今後出てくるんだろうか???
それと金星のロボット脳と要塞がどうやってできたかも説明され、このへんは実に明解でスッキリした(笑)
また忘れてならないのが全盛期のアルコン帝国のやる気満々感と、その帝国を劣勢に追い込む謎のメタン呼吸生物との大戦争の件で、このへんはスピンアウトで銀河英雄伝説みたいなノリのシリーズで読んでみたい(笑)
この話でも気になったのがロボット摂政に関する部分で、例えばローダンがアトランに語った台詞の一部は以下の通り。
「いまやロボット摂政の権力は固められ、ひとりの男によって破られることはない。一部は自動、一部は補助種族が操る戦艦は、多数植民惑星での反乱を文字どおり根絶した。ロボット脳がこれ以上権力の座にとどまれば、大帝国は崩壊するだろう。」
なんでこの内容で最後の一文の結論に至るのか、全く理解できない。
退廃の極みであとは自滅するのを待つだけになっていたアルコン帝国を、こんなにアグレッシブに維持拡大して過去の栄光を取り戻し、反乱は芽の内に根絶して憂いを除いている。
更には自分だけの力では帝国臣民の安全を守れないと判断した場合は部外者であるローダンに救援を求めるなど、必要なときには人間特有の権威へのこだわりなども無く正しい選択ができている。
ロボット摂政の仕事はどう考えても完璧である。もっと評価してやってくれ(笑)
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