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2016年04月09日19:29

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日清カップヌードルCM放映中止…彼らは何に落胆しているのか? 

そのCMは見ていない。
 
もしかしたら放送中止で落胆している人たちは不倫を一度や二度をしたことがあるのではないだろうか。大嘘で一儲けしたこともあって。あるいは将来それらを視野に入れている人たちではないだろうか。
 
時間がたって笑える事柄があって…その一方で簡単に笑っては済まされない問題がある。世の移ろいは激しくもいつの日も敏感でありたいね。
つまらないネタに流されないように。 

 

http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=125&from=diary&id=3939180
日清カップヌードルCM放映中止 私たちは何に落胆すべきか 243
2016年04月09日 16:23 NEWSポストセブン
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「CM流すの止めますわ!」(Syda Productions / PIXTA)
「日清カップヌードル」のCMが抗議によって放送中止になった。大人力コラムニスト・石原壮一郎氏が騒動から考える。

 * * *

 いやはや、日清食品にはガッカリです。批判が多かったからあわてて放送中止にしたのか、最初から「たぶん批判されるだろうけど、そのときは放送中止にすればいいよ。そこでまた話題になっておいしいから」と予定調和な炎上商法だったのか、どちらにせよ今回はガッカリさせられました。

 おっと、勢いよくガッカリしすぎて、いきなり本題に入ってすいません。3月30日からカップヌードルの新CM「OBAKA’s UNIVERSITY」シリーズ第1弾がスタートし、けっこうあちこちで「面白い」「大胆」と評判になっていたんですが、批判の声があったということで4月8日に放送中止が発表されました。

 銅像みたいなビートたけしが学長役で、矢口真里、小林幸子、新垣隆氏、ムツゴロウさんといった「いわくのある人」たちが先生役を務めて、自虐ネタを繰り出してくれるアレです。CMがスタートするとき、日清食品は企画意図をこうぶち上げました。

〈現代のSNS時代は、非寛容な時代と言えます。挑戦すれば、揶揄される。失敗すれば、叩かれる。このままでは、みんながちぢこまり、だれも挑戦しなくなってしまう。〉

〈人間は誰だって、一度や二度の失敗はする。「何かに夢中になって、バカになる力」「た とえ失敗をしても、這い上がる力」いま求められるこの2つの力を、説教くさくなく、カ ップヌードルらしいユーモアでメッセージしたい、と考えました。〉

 たいへん素晴らしい! 全面的に同意するし、明らかに物議を醸すCMを作ることで身を持って挑戦する大切さを示してくれた日清食品に、心から敬意を表したいと思います。いや、思っていました。CMを放送中止にするまでは。

 しかし、結局は他人の失敗を許したくない人たちの非寛容な声にちぢこまって、こういう残念な展開になりました。皮肉なものです。批判が集まったのは、どうやら矢口真里を起用したことに対して。「危機管理の権威」の准教授として登場し、教壇から「二兎を追うものは一兎をも得ず」と学生に教えるという設定で、いわば自身の不倫スキャンダルをネタにしているところも、批判する側に大義名分を与えてしまったようです。

 最初からある程度の批判は覚悟していたはずですが、このところの不倫スキャンダルブームの影響で風当たりが予想以上に強かったのでしょうか。狙いは勇ましかっただけに、批判の声が上がっても「いや、中止にはしません」と毅然とはねつけてくれたら、さらに評価が上がったことでしょう。

 あるいは、批判が来て放送を中止して、それがまた話題になるまでをハナから織り込んだ企画……ってことはないですよね。狙いではないにせよ、心のどこかで「そうなったらそうなったで」と思っていたとしたら、出演したタレントさんにしてみればいい面の皮です。イメージダウンの被害を被るのは、もっぱら出演者のほうですから。

 とはいえ、日清食品にだけガッカリするのは、ちょっと酷だし筋違いかもしれません。昔から日清食品は、カップヌードルのCMで果敢な挑戦をしてきました。そして、何度もクレームで放送中止という憂き目に遭っています。

 そのうちのひとつは、2005年に放送された「NO BORDER」シリーズの少年編。どこか外国の海辺。銃を持った少年兵が、厳しい表情で海を見つめています。そこに妹と思われる少女がやってきて、少年兵は笑顔に。いっしょにカップヌードルを食べるふたりをバックに「世界には30万人以上の少年兵が存在している。僕たちは何ができるのだろうか?」というメッセージが映し出されます。

 どう見ても平和を願っている内容だし、悲しい現実を広く伝えて考えさせてくれる素晴らしいCMでした。しかし、「子どもに銃を持たせるのはよくない」「少年兵の存在を肯定しているようにも見える」という頭の悪いクレームのおかげで、放送中止になってしまいます。日清食品もCMを制作したスタッフも、さぞ残念で、くだらないクレームを寄せてくる「世間」に、さぞ激しい怒りやもどかしさを覚えたでしょう。

 そんな悔しい経験を何度もしているのに、懲りずに挑戦を続ける姿勢は、たしかに今回のシリーズCMの企画意図を体現しています。ああいうことで大きくしくじった矢口真里にCM出演というチャンスを与えたことも、非寛容な現代社会への問題提起に他なりません。CMを見て「這い上がる力」の大切さを感じた人も、きっと多いでしょう。

 ここぞとばかりに日清食品を責めても、クレーマーのみなさんと同じ穴のムジナになるだけかも。

 本当にガッカリしたほうがいいのは、偏狭な正義感に基づいた目先の自己満足のためにくだらないクレームをつける輩がたくさんいる社会や、クレームを毅然とはねつけることが許されなくなった状況に対してです。たとえば、不倫憎しでクレームをつけて世の中を窮屈にしても不倫は減らないし(むしろ増えるのでは?)、少なくとも目をつり上げている当人を不幸にするだけだということが、なぜわからないのでしょうか。

 日清食品はHPの「カップヌードルのCMに関するお詫び」で、こう言っています。

〈今回のCMのテーマであります、「CRAZY MAKES the FUTURE.」のメッセージを伝える「OBAKA’s UNIVERSITY」シリーズは、若い世代の方々にエールを贈ることが主旨であり、今後も、そのテーマに沿って、このシリーズをよりよい広告表現で、引き続き展開してまいります。〉

 ぜひまた、アッと驚く挑戦的なCMを送り出して、何度も這い上がってもらいたいものです。カップヌードルにお湯を注いだときのように、ワクワクした気持ちで待たせていただきましょう。次の大胆な挑戦を楽しみに待つ気運を盛り上げることは、くだらないクレームをつける輩が蔓延するトホホな状況へのささやかな対抗策でもあります。

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