mixiユーザー(id:462499)

2015年01月18日13:43

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霊長類 南へ

を読んだ。2014年11月30日。筒井康隆著。講談社文庫。
 冷戦時代まっただ中、中国のミサイル基地の喧嘩がきっかけで、アメリカ、ソ連、日本などに核ミサイルが発射される。
キューバ危機のあとらしく、米ソの間にはホットラインがひかれているのだが、大混乱の中で誤解が誤解を生み、結局全面核戦争に突入する。
 遊び友達の香島珠子とデートしていた新聞記者の澱口ジョウは、韓国と青森の米軍基地が推定1メガトンの核爆発によって破壊されたというニュースを聞いて青くなる。
とりあえず会社に戻って情報収集しようとするが、町は混乱し、狂気の渦に取り込まれようとしていた・・・。

 「俗物図鑑」の後、もう少し筒井を読んでみようと思い、昔読んでエログロが面白かった印象のある(笑)本作を読んでみた。
物語としては核戦争が勃発し、世界が滅ぶ。以上(笑)なのだが、滅び去るまでの人類の世界中の悪あがきと、主人公澱口達の旅が並行して描かれ、そこにとにかく人間の汚らしいところを並べ立てるのがまさに筒井節。
しかしどうあがこうが滅ぶのは確定事項なので、どんなにじたばたしても無駄で、無駄だからこそ人間らしいような気もしたりしなかったり(笑)
 中学生の頃に読んだ印象とさほどは変わらなかったが、思ったよりもエログロは大したことなかった(笑)
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