これから上演される強力オススメ芝居
劇団桟敷童子の『博多湾岸台風小僧』。これは必見です。
桟敷童子の公演は、この21年間、小規模なアトリエ公演を3回くらい落とした程度で、本公演は皆勤賞で見ています。複数回見ている作品も少なくない。そんな劇団は他に1つもありません。20年前に見ていたような劇団は、みんな解散したり、活動停止したり、存続していても私が全ては見ていなかったり…ちなみに桟敷童子は、コロナ禍の一時期を除き、年に2回以上の本公演を行っています。
その出会いとなったのが、2005年7月にスズナリで上演された、この『博多湾岸台風小僧』でした。その後2007年に吉祥寺シアターで再演され、それぞれ2回ずつ見ているので、今回が5回目の観劇となります。いや、2日分押さえたから計6回になるのか。
21年前、劇団員もみんな若かった。上り坂の劇団ならではの勢いに溢れ、桟敷童子の核となる、暑苦しく、汗くさいロマンティシズムが劇場内に充満していました。延べで言えばその後50回以上桟敷童子作品を見ていますが、その中でもトップ3には入る傑作。「もっとも桟敷童子らしい代表作」ということでは、この作品が原点にして頂点となります。
初演から21年、再演からでも19年。その間に去っていった劇団員も数多く、残った劇団員も20年分歳を取った。2026年の『博多湾岸台風小僧』は、かつてとは違うものになるでしょう。それでもあのロマンチックで力強い物語の核心が大きく変わるとは思えません。
普段演劇を見る方はもちろん、数年に1回しか見ないような方にも強くオススメ。とりあえずこの1本さえ見ておけば、2026年は「ああ、今年は良いお芝居を1本見ることができたな」という思い出が残る年となるでしょう。これだけチケット代が高騰する中、5000円を超えない範囲に収めている努力にも拍手を!
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