を読んだ。安彦良和著(中公文庫コミック全4巻)
ヒロ編
ヴイナス歴72年。金星(ヴイナス)はアフロディアとイシュタルという二つの勢力に別れ、戦乱が続いていた。
イオ・シティの15台どうしのバイクでボールを取り合う危険なゲームのライダーであるヒロに目はアフロディテ軍にスカウトされる。
そのゲームを地球から査察にやってきているテラ宇宙軍のヘレン中尉も注視していた・・・。
映画を観て面白くなかったので(笑)、原作はそこまでではなかったと思ったので再読してみた。
結果確かに映画よりは全然マシだった。
しかしマシではあるものの、面白いとまでは言わない(汗)
映画では子供視点に統一されていたが、原作では大人の視線の方がメインで、それなりに見どころがある。しかしそれも中途半端感は否めず。
また見せ場の戦闘シーンがイメージカット的なものばかりで、ヒロがどう考えてどう戦ったのかが全然描かれていないのは不満だった。
しかしまあ悪くはない(笑)
マティウ編
ヒロ編で描かれた「40日戦争」がイシュタル軍の勝利で終結したその後の物語。
イシュタル軍親衛隊の見習い士官マティウ准尉は、スパイ容疑がかかっているルイザ少尉について尋問される。
後日演習で07小隊を指揮していたマティウの乗った戦車は、突然現れた保安隊の戦車に攻撃され・・・。
戦争は終結しているので戦闘シーンはほぼ無く、しかし今回は政治的謀略がメインなので、戦記と言えばそうかもしれない内容。
ヒロ編と比べてますます大人視線の物語にはなっているが、アクションシーンとかはコミカルさを増しており、なんだかますます中途半端になった気も(汗)
ヒロ編に登場した人物も何人かは登場し、それぞれが重要なポジションについているのはなかなかいい感じだった。
ちうわけでやっぱり映画よりは全然マシだけど、原作もそんなに面白いというわけでもなかった(笑)
ところで本作執筆中に金星の自転方向を間違っていると指摘されて著者がへこんだという情報があり、それがどういうふうに出てくるのかと思っていたのだが、結局見つけられなかった。
すでに修正済なのかもしれないが、そもそも金星の自転方向が関係するような展開もなさそうなのだが・・・。
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