土曜は、チネチッタで、
「ハーティー 森の神」。
これは、「バーフバリ」シリーズの敵役、ラーナー・ダッグバーティ主演のアクション・アドベンチャー。
スミトラナンダンは、先祖代々保有して来た森を、保護区として政府に譲渡し、野生のゾウたちと共に森を見守りながらひとり暮らしていた。そんな彼のことを、人々は敬意を表して“森の神”と呼んでいた。
だが、環境大臣が、約束を反故にし、巨大企業のリゾート施設開発のため、彼の森の開発に着手する。森の神は、森とゾウを守るため開発を阻止しようとするが、逆に罠に嵌められ、投獄されてしまい……
この映画、どうにも乗れないのだ――映画は、ダンスや音楽を最小限にカットした、インターナショナル版だと思う、歌やダンスで心情を語る部分がカットされているが故に判りにくくなっている可能性はあるとは思うが、それにしても、これは酷い。
“森の神”と、環境大臣&開発会社と言う対立軸、これは善悪対比され判り易いのだが、その周辺の人物――開発会社に雇われたゾウ使いや、反対派武装勢力の考えてる事がどうにも判らないし、また、“森の神”を追いかける女性ジャーナリストの立ち位置も曖昧……この辺が、物語を盛り上げる為のご都合主義的に見えてしまうのが感情移入を削ぐ所だ。
また、“森の神”にしても、無用に暴力的であったり、場当たり的に行動しているように思えてならないのだ。
物語の基本である、自然と環境の保護と、利益追求の為の開発の対比、それに権力者の横暴と、汚職……と言う図式は判り易く、それが民意によって正されると言う筋自体も、明瞭かつ、普遍的なものであろうと思うだけに、その中で迷走しているように思う登場人物たちがもどかしく感じられた。
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