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2022年04月24日20:57

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日曜は……

 日曜は、当初、久々にバイクで出掛けるつもりでいたのだけれど、生憎の天気……仕方ないので、今日は、バイクに乗るのは諦める。
 で、結局、今日は、シネマジャック&ベティで、
 「ちょっと思い出しただけ」
 2度目の観賞。

 これは、「くれなずめ」の松居大悟監督の初めてとなるラブストーリー。
 クリーブハイブの尾崎世界観が、ジム・ジャームッシュの映画「ナイト・オン・ザ・プラネット」から着想を得て書き上げた楽曲「ナイトオンザプラネット」を元に作られたものだと言う。
 主人公となる2人は、池松壮亮と伊藤沙莉。第34回東京国際映画祭ではコンペティション部門に選出されている。

 2021年7月26日。怪我でダンサーの道を諦めた照生は、今は劇場で照明の仕事をしている。今日は、照生の34歳の誕生日でもあった。
 タクシードライバーの葉は、かつて照生の元彼女。仕事中、客が立ち寄った劇場で、ステージに立つ照生を見た葉は、かつての愛しい日々を、ちょっと思い出す……

 映画は、現在に始まり、それから、照生の誕生日である7月26日、1日だけを描写しながら、1年ずつ遡って行く、と言う構成――もう、既視感バリバリの構成の内容、松居大悟監督自身「『花束みたいな恋をした』みたいだと言われる」と発言しているが、それだけではなく、2人の年月をある1日だけで描くと言うのは、「ワン・デイ 23年のラブストーリー」があり、別れた後から始まり、2人の恋愛を遡って描く、と言うのなら、「ボクたちはみんな大人になれなかった」がある――しかも、この映画での彼女が伊藤沙莉!
 ただ、長い年月を通して、”時代”や”人生”をも切り取ろうとしたこれらに対し、本作は6年と言う比較的短い時間での、2人の出逢いから別れを中心に描くのだ。
 盛り込まれる要素は、尾崎世界観の音楽と、映画「ナイト・オン・ザ・プラネット」のみ、時代性を感じさせるのは、コロナ禍の東京、と言うくらいで、背景となる社会や時代よりも、2人の恋愛を濃密に、そして繊細に描いているのが特色と言えば特色だろう。

 映画としては新味に欠けはするものの、これを恋愛映画、いや映画として魅力的にしているのが、伊藤沙莉の存在感。岸井ゆきのと並び、ミニサイズながら、今や日本映画で欠かせないオールラウンドプレイヤーである伊藤沙莉だけど、本作で与えられた、”夢見るリアリスト”のキャラクターが、なんともイイ。
 また、実らない恋の話ではあるものの、エピローグの7月27日朝の朝焼けが何とも美しく、映画の印象を高めていたように思う。
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