mixiユーザー(id:462499)

2021年12月09日20:54

104 view

火星の透明人間

を読んだ。E・R・バローズ著/厚木淳訳
 かつてヘリウムを侵略しようとし、ヘリウムの逆襲の結果サークの略奪にさらされ、ヘリウムの属国となったゾダンガ。
ここは今では暗殺ギルドの本拠地と化し、ジョン・カーターの目も届かない悪の温床となっていた。
カーターはなんとか暗殺ギルドを壊滅すべく、専門の組織を作って対応していたがそれでも足りず、とうとうカーター1人で潜入捜査を行うことを決意する。
ゾダンガに潜入したカーターは現地の殺し屋ラパスと知り合い、発明家ファル・シヴァスに雇われて暗殺ギルドと敵対することになるが・・・。
 本作ではカーターの隠密行動がメインとなり、前半は「用心棒」のような活躍が描かれる。
後半では舞台をバルスームの衛星サリアに移し、いつもの活劇に展開してゆくのだが、ちょっと今回は盛り上がりに欠けるところがあった。
毎度のバローズのアイデアマン振りも健在で、それが人工知能、透明人間、キャットマンとどれも相変わらず面白いのだが特に人工知能の使い方や存在意義が曖昧だったのと、透明人間は幻兵団と少しイメージが重なるところがあるのが残念だった。
後半の脱出シーンに関してはなぜ人工知能飛行船を呼ばないのか不思議だったし、最後の最後に次へ続くのかと思わせたかと思うとあっさり落着するのが拍子抜けでもあった。
最初から最後まで面白く読めるクオリティは保っているのだが、いつもの後半の盛り上がりと比べてしまうと少々おとなしい話だったと言わざるを得ない。
さすがに著者も疲れてきたかな(笑)?
1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2021年12月>
日 月 火 水 木 金 土
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 

最近の日記

もっと見る