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2021年08月14日23:33

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八つ墓村(1996)

も観た。
 昭和24年。
神戸に暮らす寺田辰弥という青年は、自分がラジオで探されている尋ね人だと知らされる。
その内容は彼には記憶も無い故郷に帰り、田治見家を継いでほしいというものだった。
彼を迎えに来た祖父と弁護士事務所で会う辰弥だったが、そこで祖父が毒殺されてしまい・・・。
 1977年版と比べると年代やディテールなど、だいぶ原作に近い設定になっている。
登場人物もキーになる人物は一通り網羅・・・と思ったらキーにならなかったり(汗)
とりあえず本作はミステリーとして作られている。
ちなみに前作はゴシックホラーとして作られていた。
しかし原作の感想のところで書いた通り、この作品は本来冒険小説なのだ。
その結果前作は原作のホラー部分を抽出することに専念して非常に雰囲気のよい仕上がりになっていたが、本作はミステリーに集中することで原作の面白い部分が全てオミットされる結果になってしまった。
雰囲気のない横溝正史作品は要するにヘボなミステリーでしかないわけで、しかも原作ではしっかりと成立していた犯人の計画も中途半端に削除することで穴だらけになり、ついでに変な職業の追加でわざわざ犯人を絞り込む証拠を残してしまっている。
そしてトヨエツ金田一。
う〜〜〜ん。見た目、演技、身長(笑)ともによろしくない。残念。
そして浅野ゆう子。
なんだか髪型が90年代のちくわ前髪に見えて仕方がない(汗)
 しかし見所が無いわけではない。
原作では少々ブサイクという設定の典子ちゃんは、前作では削除されていたのがちゃんと登場しているのだが、喜多嶋舞が演じているので変に可愛すぎ(笑)
それで原作と同じような展開になるのかとドキドキしていたら、全然関係なし(汗)
そして吉田日出子の存在感。
出てくるだけでなんだか面白くする彼女の力は凄まじいのだが、あろうことか原作には登場しない役柄。
あんな存在感のある女優をストーリー外に配置してしまっては、元々骨抜きになっている脚本がますます陳腐に見えてしまう(汗)
 というわけで残念な感じだった。
ちゃんと冒険物として映像化した作品は無いのやろか?
ドラマを探したらあるかな?
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