mixiユーザー(id:462499)

2021年07月04日15:01

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夢魔の標的

を読んだ。
 大昔に買って読んでいたのだが、いつの間にか紛失していた。
それが最近ヤフオクで落札したセットの中にあり、内容もほとんど覚えていなかったけど面白かったという記憶はあったので、読み直してみた。
 ぼんやりとした箱の夢を見る腹話術師。
その箱は日を追うごとに鮮明になり、なにかが始まろうとしていると感じさせた。
そしてある晩、その箱がテープレコーダーらしいとわかったが・・・。
 ショートショートで有名な星新一だが、実は数は少ないながらも長編はどれも粒よりで面白い。
本作も侵略SFのような、モダンホラーのような、独特の世界観を作り出していて緊張感が続き、その上いつもの調子でやたらに読みやすいのであっという間に読み終わる。
登場人物や世界にディテールを追加すれば面白い映画にもなりそう。
ただし逆に言えばそういうディテールや描写はほぼ皆無なので、そのへんに読み応えを欲している場合はがっかりするだろう。
まあそういうのを求めて星新一の作品を読む人はいないと思うが。
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