飲酒欲求(お酒が飲みたいという反応)は、普段は全然、まったくない。
でも、微量でもアルコールが体内に入ると、欲求のスイッチが入ってしまう恐れがある。だから、日常のあらゆる場面で細心の注意を払っている。
ワイン煮込みなどの料理、洋酒入りのチョコレートやケーキはもちろん、香りづけに洋酒が使われたお菓子もNG。甘酒や粕漬けも遠ざけている。
家にはみりんやアルコール入りのマウスウォッシュ*も置いていない。
(*ノンアルコールのリステリン ゼロを使っています)
断酒して20年。「細心の注意」を払うことがすっかり常態化しているから、暮らしじたいにさほどの大変さはない。
でも、宴席に出るとやっぱり疲れるな。
間違ってお酒を口にしないよう神経を使いつつ、勧められるお酌をいちいち断るのが、なかなか面倒なのだ。
「アルコール依存症なので」と言える相手には、できるだけしっかり伝えるようにしている。AA(Alcoholics Anonymous)の話をすることもある。
でも、何度伝えても、半年後には忘れてしまう人がいて、そのたびに「じつはお酒をやめて、もう10年、15年、20年……」と同じ話をしている。
宴席に、首から提げる「飲めませんプラカード」がほしいな、と思う。
相手も「飲めない」と聞いた時点ですでに酔っているし、お酌するのが習い性になっているのだろう。それに、依存症に対する「正常性バイアス」も働くのかもしれない。たぶん、お酒が好きな人ほど、こちらの話を忘れてしまいがちだ。
でも、わたしだって、食事制限が必要な友人にうっかり禁忌な食べものを勧めてしまうことがある。とくに、お菓子やフルーツは、気安く「どうぞ」ってお皿を回してしまったり…… ごめんね。
その都度、できるだけ気をつけて、わたし自身のことも、「依存症」という病気についても、根気強く丁寧に伝えていこう、と気持ちを新たにしている。
◆ 写真は、「ぼくたちをモフモフすると、疲れがとれるよ」と語る(うそ、おやつちょうだいの顔)の2匹。🤗
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