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2026年08月30日11:18

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『ドラマなふたり』感想

〜ボストンのカフェで運命的な出会いをしたチャーリーとエマは、結婚も決まり幸せの絶頂にいた。結婚式まであと7日に迫った夜、付添人の親友夫妻と4人で食事していた彼らは、これまでに自分が犯した最悪の行いを告白することになる。軽い気持ちで始めたゲームだったが、エマの“最悪の秘密”に全員が衝撃を受け、チャーリーは彼女に別の顔があるのではないかと恐れを抱く。幸せな日々は一転して疑心暗鬼のどん底に陥るが、今さら結婚式の準備を止める訳にもいかず、ついに当日を迎えてしまう〜<映画.comさんより>

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ゼンデイヤとロバート・パティンソン主演作品っていうのは知っていたんですが、そこにアラナ・ハイムも出ていたとは。
そして監督・脚本が『ドリーム・シナリオ』『シック・オブ・マイセルフ』の’曲者’クリストファー・ボルグリだったとは。
あと製作にアリ・アスターが入っています。
これはこれは、どんな化学反応が生まれているのやら、楽しみ楽しみ。

そこそこ内容に触れていますので、ご注意下さい危険・警告

いやあ、面白かった。私は好きだったわあ。

最初に’耳’が出てくるんだけど、これ観賞後に改めて考えると「一方で聞いて、一方で聞きのがす」みたいな意味も含んでいたのかも?
エマから聞いてしまった「最悪の行い」
結婚式まであとわずかだというのに、チャーリーはそのことで、猛烈に感情を揺さぶられる。
エマを愛しているのだから、過去は過去、現在は現在と割り切れればよかったのだけど。
一方で聞いても、もう一方で流せればよかったのだけど。

物語の進め方が上手い。
結婚式で自分たちの馴れ初めをスピーチするため、その練習で、これまでのことを思い出しながら、当時の映像を見せてくる。
そして、結婚式準備も並行して進められる。

結婚式でゲストにふるまう食事メニュー選びにかこつけて、チャーリーとエマ、レイチェルとマイケル(式の付添人でもある親友夫妻)の4人が、式場提供の無料ワインを気持ちよく飲んでいる時「これまでに自分が犯した最悪の行い」をそれぞれ告白することに...。
皆、結構、酷かったんだけど、エマのそれは、桁違い。
とりわけ○○○事件が原因で半身不随になった従妹がいるレイチェルは、エマの話に怒りを覚える。

その直後に聞こえてきた2つの英単語が耳に残りました。
� �intrigued(興味をそそられた)」
これって「trigger(銃の引き金)」に似てるような。
�◆�shoot」
結婚式当日の写真撮影の打ち合わせで「shooting list」というものがあり〜。
「shoot」って「撮影」の意味もあるけど、メインは「銃を撃つ」ですからね。
いやはや、怖い怖い。と同時に上手い仕組ませ方だわ。

すっ、すみません、映画を観ていないと、何のことやら、わからないかもですが。

愛しあっていた2人だったんですが、チャーリーは妄想が止まらなくなってしまいます。
自分の真横に、いきなり’最悪の行い’をやっていた頃のエマが立っていたり、現在のエマが’それ’を持ってベッドに座っていたり。
また勤務している美術館の自分のデスクには、いきなり’それ’がモチーフとなっている本が置かれていたり。

中盤は、チャーリーが自分自身と闘っている感じ。
これバッド(下向き矢印)確か、チャーリーの台詞だったと思うんだけど。ちゃんとは覚えてないんだけど。
「エマは、計画しただけで実行はしていない。レイチェルなんて実際にそれをやってしまったんだ。どっちが悪いと思う?エマは想像だけだ。実際にやったレイチェルの方が酷くないか?」
「町を歩いている人たち、誰が何を考えているかわからない。でも皆ストレスだらけだ。誰だって、そういう行動を起こしてしまう可能性はある」

ある時、チャーリーは美術館で一緒に働いている女性ミーシャに、その事について、遠回しに相談します。
おそらく「過去のことなんて関係ない」と言ってくれることを期待して。
でもミーシャはなんと「それってサイコパスの典型よ」と言い放つ。
その言葉にチャーリーは逆上&感情的になってしまい、ミーシャに手を出し・・・。

チャーリーは自分ではもうどうしようもなかった。
第3者(の意見)に救いを求めた。されど事態を悪化させるだけになってしまった。

また、メインの流れではないのですが、問題提起のひとつとなっていたのが結婚式のDJ。
親友女性に頼んでいたものの、ある時、2人はその女性が路上でコカインをやっているのを目撃。
本人に聞くと、自分じゃないと否定したものの、彼女にはやめてもらうことに。
この時すでに、2人の意見が、確か、食い違っていたかと。
2人の関係が、この後、危なくなっていく、その前兆となっていたような。

※予告編
https://youtu.be/YQEwTYBhRkE

ゼンデイヤとロバート・パティンソン、2人と上手かった!
力を抜くタイミングが絶妙。押して、引いて、間をおいて。
チャーリーをあえてイギリス人という設定にしたのは、ロバート・パティンソンがイギリス人だからっていう理由だけ?
アラナ・ハイム、まだ出演作少ないのに、今作での存在感は凄かったな。

編集がまたお見事。心地よく流れていって、ずっと飽きない。
音(音楽)の入れ方も良き。

印象に残るのが、エマの「最初からやる?」
確か、これ3回ほどあって。これが上手く繋がるラストがお見事。

ラストシーンがどうなるか、どの場所になるかは、途中から想像がつきました。
で、実際、そうなって、私は嬉しくて、嬉しくて。
納得できる、かつ、それしかないというエンディングで私は大満足。

総評:魅力的な2人ですから退屈することはないとは思ったけど、ずっとずっと面白かった。
今作が問いかけてきたもの...。何を信じるか。どれだけ信じるか。これまで築いてきた信頼はどうなるのか。人を責める前に自分はどうなのか。自分だったらどうするか等々。
一番の見どころはチャーリーの崩れ方。さすがにそこまでは...とも思うが、いやあ、確かに当事者になったら、自分がチャーリーのようにならないとは、100%否定はできない。
ラストシーンは本当に良かった。これからの可能性が見える「Nice to meet you」
クリストファー・ボルグリ監督作の中で一番好き。気になられたら是非。4つ☆
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