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2026年02月04日21:23

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「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ 」感想

 これは、「機動戦士ガンダム」の富野由悠季による全3巻の小説「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」を三部作のアニメ映画で描くシリーズの第一弾。
 声の出演は「お前ら全員めんどくさい!」の小野賢章、「ハーモニー」の上田麗奈。監督は「虐殺器官」の村瀬修功。

 宇宙世紀0105年。“シャアの反乱”から12年を経ても、地球圏は未だ混乱の最中にあった。
 地球連邦政府の腐敗は地球環境を悪化させ、連邦政府はその対策として市民を強制的に宇宙に移住させる”人狩り”を実施――これに反対する反地球連邦政府組織「マフティー」は、連邦政府高官を暗殺するという苛烈な行為で抵抗を開始する。リーダーはマフティー・ナビーユ・エリンと名乗るが、その正体は連邦軍大佐ブライト・ノアの息子ハサウェイ・ノアだった。
 そんなハサウェイは、潜伏を兼ねて帰郷した宇宙コロニーから、シャトルに搭乗して地球に向かう途中で、連邦軍大佐ケネス・スレッグと、謎めいた美少女ギギ・アンダルシアと出会って……

 本作は、これまでの「ガンダム」シリーズと大分趣が異なる。キャラクターデザインと作画監督を兼任する恩田尚之によるキャラクターは、その絵自体が雄弁に語る(ファーストの安彦良和キャラでも十分雄弁だったが)タイプだし、メカ設定も、リアル指向で重厚だ――特に、シリーズ第一作となる本作では、なかなか主役メカの「ガンダム」が出て来ない事もあり、なんの映画だっけ?と思わされた。
 もっとも、映画後半で、漸く登場したガンダムによるモビルスーツ戦は、夜間戦闘の為、暗くてよく判らなかったシーンがあり、正直、困惑……結果として理解の為に2回観る事になってしまった。

 物語は、「ガンダム」ならではの“ニュータイプ”から距離を取り、地球連邦政府と反体制組織の抗争を描くのが中心となる……そこで描かれる様々な社会様相には見応えがあり、本作が絵柄やメカ設定だけでなく、未来世界を物語るSFとしても本格的、と言う事を示しているように思う――ただし、そこは「ガンダム」だけに、今後、ニュータイプの覚醒と人の革新、と言うお馴染みのテーマが出て来るようには思うが……とりあえず、今は次作には期待したい。
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