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2026年01月03日23:16

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「ロストランズ 闇を狩る者」感想

 これは、「バイオハザード」シリーズのポール・W・S・アンダーソン監督&ミラ・ジョヴォヴィッチ主演のコンビで新たに作り上げたアクションファンタジー。
 共演は、「ガーディアン・オブ・ギャラクシー」のデイヴ・バウティスタ。

 フォト
 破滅的な戦乱の後、地球は荒廃……人々は、辛うじて残った“都市”で暮らしていたが、そこは王と、影で“都市”を支配する“教会”による封建社会だった……そんな“都市”で、人々の希望となっていたのが不死身の魔女グレイ・アリス。異端とされ、“教会”から追われるグレイ・アリスを頼るものは後を絶たず、やがて、愛に飢えた王妃メランジュまでが彼女にある願い事をするのだった。
 その願いを叶える為、グレイ・アリスは、案内人にボイスを雇い、“都市”を出て、魔物が支配する“ロストランズ”へと旅立つのだが……

 この映画、製作に7年、脚本だけでも3年をかけた、と言う事で、大変に力と時間を掛けた事を強調しているのだが……核戦争による文明崩壊後の世界と言う、数多ある世界設定に、魔法と魔物と言うファンタジー要素を盛り込んだ辺りが特徴くらいで、あまり新味を感じないし、主人公のグレイ・アリスも、「バイオハザード」シリーズでミラ・ジョヴォヴィッチが演じたアリスから?と思え、随所に既視感を感じてしまうもの。世界構築も緩いし、広がりも感じられず、拘ったと言うビジュアルにも新鮮さは感じなかった、と言うのが正直な所。
 言ってしまえば、ザック・スナイダーのような事がやりたかったんだな、と言う印象で、確かにスタイリッシュな映像と、印象的なカットは散見されるものの、新たに導入された撮影手法も、特に印象的ではなかった、と思う。

 物語の方も心動かされるようなものではなく、CGとスローモーションを多用する――それは、ポール・W・S・アンダーソン監督の個性でもあるのだが――アクションも今イチで……ザック・スナイダーを真似るなら、緩急のリズムのよさとかを見習えばよいのに、と思ってしまった。
 
 結果としては、たっぷりお金と時間をかけたB級映画、と言う印象……どうやら、ポール・W・S・アンダーソン監督としては、これをシリーズ化したいようだが、そこまでの力はないように思う。
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