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2025年12月18日07:33

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「ベスト・キッド:レジェンズ」感想

 これは、1980年代に人気だった空手アクション映画「ベスト・キッド」シリーズの新作。
 主演は、TVドラマ「アメリカン・ボーン・チャイニーズ」に出演していたべン・ウォン。共演に、本シリーズの“レジェンド”、ラルフ・マッチオとジャッキー・チェン。

 北京でミスター・ハンからカンフーの指導を受けていた高校生リーは、母親の仕事の都合でニューヨークに移住する事になる。
 兄を失った後悔から、戦うことを封印して塞ぎ込み、学校でも孤立するリーに手を差し伸べたのは、クラスメイトのミア。だが、そのことで、ミアの昔の恋人で、NYの格闘トーナメント王者のコナーの恨みを買ってしまい、ミアと家族も巻き込む大きなトラブルを招いてしまう。
 リーは、ミアと、ミアの大切な人を守るために再び戦うことを決意するが……

 1984年、ラルフ・マッチオ主演で大ヒットした「ベスト・キッド」は3本の続編が作られ、2010年にはリメイク版「ベスト・キッド」も作られた。更に、2018年からは、ラルフ・マッチオの製作・主演でTVシリーズ「コブラ会」も作られた。 
 本作は、これら作品を、ひとつの世界(ユニバース)に統合しようとするものだ、と言うのだが、その意欲はともかく、世界を築く事には成功していないように思える。
 最大の問題は、物語の連続性を感じない事で、ここはもう一工夫欲しかった所。あと、2人の“レジェンド”だけでなく、リメイク版のジェイデン・スミスを1シーンでいいから出し「北京の道場は任せろ」くらいの事を言わせてもよかったでしょう。

 1本の映画としては、これまでのシリーズに対し、新味を出せていないのが厳しい。また、クライマックスのコナーとの戦いに向けたトーナメント戦を駆け足で流すのではなく、ここは1試合ずつ、リーの進歩も感じさせながら見せて欲しかったように思う――トレーニングのシーンは音楽に乗せて勢いで流してもいいけれど、試合のシーンは、クライマックスに向け、場を温める為にも必要だったのではないだろうか。
 また、リーのカンフーが、コナーの空手に通用せず、ダニエルから空手を習って戦う……と言うのも、ジャッキーには面白くない展開のようで、今一つ身が入ってないようにも感じてしまった。
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