これは、ホラー、スリラー、ファンタジーなど様々なジャンルを盛り込んだオーストラリア発バイオレンス・アクション。
裏稼業のチンピラ、ジミー・スキンフォードは、ギャング相手の取引で不始末を起こし、拉致されて人気のない荒れ地で己の墓穴を掘らされる羽目になる。
だが、掘った穴から現れた女に触れたジミーは、不死身の肉体を得て危機を脱出――そして、ジミーは、彼のガールフレンドも巻き込まれた美女失踪事件に巻き込まれて行く事になる……
この映画、焼き印を押された薄汚れた半裸の美女群と言うポスタービジュアル、そして「真夜中の女体連続爆発」と言うコピーから、B級エログロバイオレンス映画と察しはついたが、この映画を知ったのはBunkamuraシネマ。いささか場違いな映画チラシが置いてあるのに、「これはひょっとしたら」と期待して、近くの映画館で観たのだが……これが予想を下回るB級以下の駄作だった。
物語を要約すれば、頼りないギャングの二代目の通過儀礼に、何故か不死身の魔女が絡む、と言うもの。
連続美女爆殺は、これはもう物語の本筋には直接絡まないし、物語上の動機も理由付けも判然としないもので、この辺りがB級の所以か……これでは、女性に対するサディスティックな描写と、人体破壊のバイオレンスを描きたかっただけとしか思えず、言い訳のように、その仕掛け人もまた女性であると言う設定にしている辺りにも嫌悪感を覚える。
彼女に触れている時に限って不死身の能力が得られると言う、魔女の設定は面白く、これを活かせばアクションや、サスペンスを盛り上げる事も出来るだろうに、その辺も中途半端……これが日本でビデオスルーにならず、劇場公開された事自体が疑問に覚える映画だった。
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