これは、スティーブン・スピルバーグとジョージ・ルーカスがタッグを組み、主人公をハリソン・フォードが演じた大人気アドベンチャー・シリーズ「インディ・ジョーンズ」最新作。
しかし、今作の監督は、「フォードvsフェラーリ」のジェームズ・マンゴールド。
1969年。考古学者であり大学で歴史の教鞭を執るインディ・ジョーンズも70歳を迎え、リタイヤする事となった。
息子をベトナム戦争で亡くし、妻のマリオンとも別居中で、すっかり、孤独で偏屈な老人となったインディの元へ、旧友の娘のヘレナが訪ねてくる。
彼女が探しているのは“人類の歴史を変える力”を持つと言う、アルキメデスが残した謎のダイヤル。この秘宝を巡り、因縁の宿敵、元ナチスの科学者フォラーと全世界を股にかけた争奪戦を繰り広げる事に……
はらは、シリーズ第一作の「レイダース 〜失われた聖櫃<アーク>」は、生涯ベスト10に入る、と思う程であり、であればこそ、シリーズ最新作となれば、見逃す訳にはいかない……それにしても、まるでハリポタのようなタイトルはどうにかならんか……
ただ、この映画、監督がスピルバーグじゃなく、ジェームズ・マンゴールド……確かに、才能あるいい監督だし、「インディ・ジョーンズ」シリーズをリスペクトしているのは判るし、あれこれ工夫もしてるのだけど、やはりテンポが悪い――プロローグの1945年のエピソードだけでも30分近くあるのだから、勘弁してほしい。(結果として140分もある)――スピルバーグなら、プロローグのアアクションは勢いで見せて15分、全部で120分以内にまとめた内容だと思うのだが……
また、ジェームズ・マンゴールド、真面目過ぎるせいか、いささかユーモアのセンスに欠け、どうにも笑いがないのも辛いし、何よりも人が死に過ぎる感じで、シリーズの持っていた軽妙なアクションムービーの色合いが薄れてしまったのが残念だ。
また、物語的にも、考証含め、作り込みに雑な部分が目立つし、ヘレナの性格付けがどうにも不明瞭……ロマンスにはならないとは言え、それでも本作では紅一点のヒロインなのだ、彼女に感情移入出来ないのはちょっと苦しいように思う・・・それでもまぁ、「インディ・ジョーンズ」らしい追走劇とサスペンスの連打に加え、終盤にはあっと驚く展開も見せ、なかなか見せ場の多い映画ではあったし、最後のマリオンとのシーンには思わず涙してしまったのだけど、あれこれ気になって、存分には楽しめなかったのが残念だ。
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