これは、アダム・ドライバー主演のSFサバイバル・スリラー。
監督・脚本は「クワイエット・プレイス」の脚本・原案を担当したスコット・ベック&ブライアン・ウッズのコンビ。
宇宙探査ミッションで宇宙船の航行を担当するミルズだが、航行中、隕石群に遭遇し、宇宙船が大破、未知の惑星に墜落してしまう。宇宙船はバラバラになり、探査クルーも殆どが死亡。クルーの娘である少女・コアのみが生存していたが、言葉が通じない。ミルズは、離れた地点に落下した脱出船を探し出し、惑星から脱出しようとする。
そんな二人が不時着したのは、6500万年前の地球……そして、恐竜を絶滅させる事になる巨大隕石が、間もなく地球に衝突しようとしていた……
この映画、恐竜自体の終焉を告げる大カタストロフを描こう、と言うもので、これはなかなか面白い着眼点だ。
それをクライマックスに、そこからの脱出をタイムサスペンスにすると言う物語も悪くないのだが、映画としては、何ともすっきりしない、首を傾げさせられるものとなってしまっている。
娘を亡くしたミルズ、そして、墜落事故で両親を亡くしたコア(彼女は終盤までそれを知らさせない)、と言う二重の喪失に、ふたりのディスコミュニケーションを描く……と言う設定は、いささか余計なものと思えたし、まるでクリーチャーのように執拗にミルズとコアを襲う恐竜たちの描写も不自然だ。
もっとシンプルに、恐竜時代末期の恐竜たちの世界を描き、その終焉の目撃者となる……と言うだけも充分だったのでは?と思ってしまった。
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