これは、ジャーナリストの田原総一朗が、話しておかなければならない人物とタブーや忖度一切なく語り合う対談企画の第1弾。監督は、制作会社テレビマンユニオンの村田吉廣。
ジャーナリスト田原総一朗、88歳。第87〜89代内閣総理大臣小泉純一郎を迎え、これまで原発について語られてきた嘘の数々について話し合う。
小泉純一郎は政府の代表者として原発を推進してきた立場であるが、政界引退後、原発反対の立場を取るように。原発は安全でコストの安いクリーンエネルギーというのは嘘だった、と話す小泉元首相。
本作は、テレビでは決して放送出来ない内容を、タブーも忖度もなく解き明かしていく――
この映画は、田原総一朗と小泉純一郎の原発を巡る対談が中心。女子高生か課題を問いかけるイメージシーンや、グラフィック化された解説も挿入されるが、ほぼTVの政治討論番組そのまま、と言う感じ。とっつきやすく、わかりやすい作りではあるし、最近、人の話を聞かず、自分の関心のある話題ばかりを振る、老いを感じさせる振る舞いが散見される田原総一朗も、さすがに小泉純一郎が相手だと態度が違うな、とは思うし、久々の小泉節を、何だか懐かしい。
だが、内容として、「これだけ?」と言う感じで、反原発の河合弁護士などの主張とさして変わるものではなかったのが残念だ。
目新しくもないし、これが「放送不可能」と言うのであれば、日本の放送メディアには絶望しかない――そんな思いにはさせられるが、これを劇場映画としてまとめる事には疑問を抱かざるを得ない。
第二弾の対談相手は堀江貴文と言うが、果たしてどうなることやら。
ログインしてコメントを確認・投稿する