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2022年05月05日09:58

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5月連休2日目

 5月連休2日目。
 昨日、天気は回復したのだけど、今日はまた雨……映画の日でもあるし、今日は午後から映画を観に出かける。
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 今日の1本目は、Kinoシネマみなとみらいで、
 「不都合な理想の夫婦」。

 これは、ジュード・ロウとキャリー・クーンのW主演、夫婦間に生じた亀裂を描くサスペンス。

 1986年。ニューヨークのエリートビジネスマンで、英国人のローリー・オハラは、米国人の妻アリソンと息子、娘の4人で暮らしていた。
 満ち足りた生活を送っているように思えたが、夢を追うローリーは、ロンドンへの移住を妻に提案。かつての上司が経営する商社に戻り、ローリーは密かに進めていたM&Aを仕掛ける。
 プライベートでは、ロンドン郊外に豪邸を借り、息子を名門校に編入させる――それはまるで、アメリカン・ドリームを体現した勝者の凱旋のようだった。
 そんな日々の中、アリソンは、新生活のために用意をしていた貯金が底を突いている事を知ってしまう……

 映画原題は「THE NEST」……“巣”と言う事か……意味不明は邦題よりも、より作品内容を示しているように思う。
 この映画が描く“家族”は、やがて、ただそこにいるだけの“群れ”になってしまうのだから……

 そして、本作が描こうとするのは、経済的な豊かさを求め、持てる事、特別な存在になる事が“成功”だとするアメリカ社会への批判だろうか?
 アメリカとイギリス、判っているようで判らない、その差異を把握していないと、この映画が描かんとする所は理解出来ないように思えた。
 また、ジュード・ロウ演じるローリーのように、無制限に広がる欲望を抑えられずに、やがて道を踏み外す……と言うのは、日本でもバブル時代によく見られた事ではあるのだが、それを普遍的なドラマとして描く事を本作はよしとしていないように思う。


 2本目も引き続きKinoシネマみなとみらいで、
 「ベルイマン島にて」。

 これは、スウェーデンの巨匠、イングマール・ベルイマン監督が生まれ、映画の舞台となり、そして晩年を暮らした島を舞台に紡ぐ、映画監督カップルの物語。
 監督は、「グッバイ・ファーストラブ」のミア・ハンセン=ラブ。
 出演は、「ファントム・スレッド」のヴィッキー・クリープス、「海の上のピアニスト」のティム・ロス、「アリス・イン・ワンダーランド」シリーズのミア・ワシコウスカ、「パーソナル・ショッパー」のアンデルシュ・ダニエルセン・リー。

 駆け出しのクリスは、既に名声ある名監督のトニーのパートナー。ふたりの間には娘もいるが、結婚はしていない。
 映画製作にも互いの関係にも停滞感を抱いたふたりは、敬愛するベルイマン監督が数々の傑作を撮ったスウェーデンのフォーレ島でひと夏を過ごし、インスピレーションを得るつもりだった。
 しかし、クリスは執筆中の脚本に行き詰まり、結末がどうしても思い浮かばない。しかし、島の魅力や、思いがけない出会いが、彼女の心を解放して……

 この映画だが、イングマール・ベルイマン監督は、「処女の泉」など名前は聞いた事がある程度で未見、映画についても事前に情報入れずに観賞――倦怠期夫婦のすれ違いを描くようなものか、とあまり気乗りせずに臨んだのだが……これがなかなか挑戦的な映画。
 映画は、重複した入れ子構造になっている――フォーレ島を訪れたトニーとクリスの話に始まり、クリスが執筆している脚本の中の物語が劇中劇として語られ、終盤には、その脚本が映画化される現場となる。劇中劇に登場したメモが、クリスのポケットに入っていたり、「あれ?」と思わせる仕掛けがあって楽しめる。
 そして、ミア・ハンセン=ラブが、かつて、オリヴィエ・アサイヤス監督のパートナーであった、と言う事実が、これが監督自身の話である、と知らしめるのだ。
 そんな込み入った構成を通して描かれるのは、主人公のクリス、そして同時にミア・ハンセン=ラブの“解放”――女性が、“妻”や“母”と言う役割に縛られず、ひとりの人間として、自由に羽ばたけるのだ、と言う事――もっとも、この話、ミア・ハンセン=ラブの私的なものに思え、カタルシスを得る事はなかなか難しいのではないか、と思う。

 クリスを演じたのは、ヴィッキー・クリープス。「ファントム・スレッド」でもそうだったが、“親父殺し”の特性が活かされている、とは思うものの、年齢不詳で貫禄充分、ティム・ロスとの年齢差を感じさせないのがちょっと……当初は、グレタ・ガーウィヴにオファーしていたそうですが、その方がイメージとして合っていたような感じ。(グレタ・ガーウィヴが、「ストーリー・オブ・マイライフ」に取りかかってしまった事で断念、との事ですが、惜しい)
 また、劇中劇のヒロイン・エイミーをミア・ワシコウスカが演じているのですが、相変わらず少女っぽい彼女には、「ふたりの男性の間で揺れるシングルマザー」と言うのはちょっとミスキャストだったようにも思う。

 あと、ベルイマン監督縁のフォーレ島が、今や島中がベイルマン監督のテーマパークのようになり、ベルイマン島とまで言われている、と言うのはちょっと驚き。

 
 映画の帰り、買い物の為に、桜木町駅へ……
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 あ、「ガンダム」から「シン・ウルトラマン」になった。
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