冬休み1日目。
今年の冬休みも1週間しかない。休みに入ったとは言え、のんびりとしてはいられない。今年もあと残す所、2日しかないのだ。早速、年末の大掃除にかかる。
今年は、妹が手伝いに来て、台所の片付けと掃除はやってくれる、と言うので、そちらは任せる事にし、今日は、玄関と窓、網戸洗い。
綺麗になった玄関に注連飾りを掲げて、今日はここまで……と思ったのだが、その後で、レンジ周りを手伝う事になった。
夕方、シネマジャック&ベティに映画を観に行く。
今日の1本目は、
「偶然と想像」。
これは、ベルリン国際映画祭にて銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞。「偶然」をテーマに3つの物語が織りなされる濱口竜介初の短編集。
◇第1話 「魔法(よりもっと不確か)」
撮影帰りのタクシーの中、モデルの芽衣子は、親友でもあるヘアメイクのつぐみから、彼女が最近会った気になる男性との惚気話を聞かされる。
つぐみが先に下車したあと、ひとり車内に残った芽衣子が運転手に告げた行き先は──
◇第2話 「扉は開けたままで」
作家で大学教授の瀬川は、課題を提出しなかったゼミ生・佐々木の単位取得を認めず、佐々木の就職内定は取り消しに。逆恨みをした彼は、同級生の奈緒に色仕掛けの共謀をもちかけ、瀬川にスキャンダルを起こさせようとするが……
◇第3話 「もう一度」
高校の同窓会に参加するため仙台へやってきた夏子。仙台駅のエスカレーターで思わぬ出会いをして……
これは、濱口竜介の才能とその演出話術を堪能する作品群。
「ドライブ・マイ・カー」でも見せたように、濱口竜介の作家性とは、恋愛と、赤裸々なセックスが織り成す人間関係を、語り見せる所にある。映画としては単調になりがちなその物語を、俳優が、その演技で見せていくのだ。
3話とも、それそれに見所があるが、自分的には、第1話の古川琴音がよかった。キツネ目で目の間の離れた個性的な顔立ちの彼女だが、喋りもまた個性的で、会話劇となる本作で、独特のリズム感を出しているのが魅力的だった。
2本目は、
「整形水」。
これは、美しくなりたいという人間の果てなき欲望を描く韓国アニメ。
原作はLINEマンガで配信されているオ・ソンデによるオムニバス「奇々怪々」の中の同題のエピソード。監督は、本作がデビューとなるチョ・ギョンフン。
小さい頃から外見に強いコンプレックスを持つイェジ。人気タレントのメイクを担当しているが、タレントには外見を罵倒され、偶然出演したTV番組では悪意ある書き込みをされ、イェジは引きこもるようになる。
そんなある日、巷で噂になっている「整形水」がイェジの元へ届けられる。それは顔を浸せば、自らの手で自由自在に思い通りの容姿へと変えることができる奇跡の水――イェジは美しくなりたいという欲望に駆られ、「整形水」を試すことを決意する……
これは、あまり馴染のない韓国アニメ。Webマンガを原作に、6年もの時間をかけて作り上げたのだと言う。
2Dを基本に3Dを組み合わせるアニメの技術はなかなか高く、韓国アニメの実力を感じた。その一方で、声優の演技は今ひとつ……これは日本語吹き替えで観た方が印象がよくなるかも知れない――まぁ、声優を含む韓国アニメの実力を知る意味ではよかったが。
手段を問わずに「美しさ」を求める物語には新鮮さは感じないが、韓国社会の女性に対するルッキズム圧力、陰口、イジメに枕営業など芸能界の闇、過剰にも思える家族愛など、韓国社会のリアルをカリカチュアライズして描く内容は、意欲を感じたものの、中盤、「整形水」の裏面が見え始めてからの展開が今ひとつ。
因果応報と言う点でも、「整形水」の秘密、相次いで失踪した女性、と言うミステリーの点でも、もう一工夫欲しかったのだが……
帰宅後、やはり疲れていたようで、何も出来ずに、部屋の電気もメガネもつけっぱなしで眠ってしまった……
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