月曜は在宅勤務。
仕事の後、ブルグ13で、
「シン・エヴァンゲリオン劇場版」。
これは、1995年にTV放送され、後に社会現象とさえ言えるブームを巻き起こした庵野秀明によるアニメシリーズ「新世紀エヴァンゲリオン」を、庵野秀明自身がリメイクし、2007年から始まった「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズの最終巻。
今回は、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」ではなく「シン・エヴァンゲリオン劇場版」となる。
カヲルの死によってフォースインパクトは食い止められ、シンジはアスカに救出される。目の前でカヲルを失ったショックで茫然自失状態のシンジと、戦いでエヴァを失った綾波を連れ、アスカは、徒歩で合流地点を目指すのだった。
歩き続ける3人は、やがて思がけない意外な人に救助され、ニアサードインパクトを生き延びた人々が暮らす第三村に辿り着くが……
ネタバレになってしまうが、この完結編は、TVシリーズや旧劇場版に比べ、非常に饒舌なものとなっている。
確かに、元々エヴァンゲリオンは台詞の多い話ではあったが、その多くは思わせぶりなもので、謎が謎を呼ぶ展開となっていたのだが、本作は、エヴァらしくない、と思える程に説明的な台詞が多く、謎解きのヒントも豊富で、これまた随分と判り易い。エヴァもやさしくなったものだ、と感じる――まぁ、それはTVシリーズから、延々26年も観ているからかも知れないけれど。
勿論、いくら判り易いとは言え、一般的には難解な言葉も多いし、情報量も膨大なので、描き込まれた内容を理解するのに複数回の観賞を要する、と言うのも判るが……
本作は、TVシリーズ最終2話と、旧劇場版のラスト1時間を合わせて再構築をして見せた。
ゲンドウはシンジであり、“親殺し”ではなく、自己同一化を図る展開もそうだし、エヴァに取り込まれた子供たち(チルドレン)には救済を描いたのも優しさだろう。
庵野秀明も随分と丸くなったものだ。
その一方で、アニメーションとしては相当凄い事もやっている……このトンガリ具合もまた庵野秀明らしい部分であり、それもまたエヴァンゲリオンなのだ。
そして、ラストは庵野秀明が育った宇部の街に帰るのだ。
かつて、エヴァンゲリオンは、宮崎駿に、「裸踊り]と酷評された。クリエイターが作品内で赤裸々に心情を明かすのをそう言ったのだ。
本作は、やはりパンツまで脱いではいるものの、これは「ストリップ」と言うべきだろう……そんな酷評された内容に向き合い、今度はそれをきちんとエンターテイメントにしてみせたのだ。
そうして出来上がった本作は、四半世紀にも及ぶこのシリーズを締め括るに相応しい文句なしの完結編だと思う。
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