水曜は在宅勤務。仕事の後、
「ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実」
を予定していたのだが……水曜は、特別プログラムで夜の上映がない。困ったな……
そこで、これまで見逃し続けていた、
「バクラウ 地図から消された村」
をシネマリンに観に行く事にした。
これは、一昨年のカンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した異色映画。
ブラジル奥地にある小さな集落バクラウ。長老で語り部だったカルメンリータの葬儀の為、テレサは故郷に帰った。
だが、葬儀の後から、奇妙な事が起き始める。インターネットの地図上からバクラウが消え、携帯電話の電波は通じなくなり、更に上空に正体不明の飛行物体が出現し……
この映画、冒頭はテンポもゆったりとしたもので、村の長老の葬儀を淡々と描く辺りは、ドキュメンタリー映画のよう。アート作品のようにも思わせながら、不穏が動きが見え隠れ……これはもしや「ミッドサマー」のようなホラー展開?と、訝しんだ所に登場するUFO、と、こちらの予想を少しずつズラしながら様相を変えていく――そして、中盤でガラリと雰囲気を変え、後半はジャンル映画的な派手な展開を見せるのだ。
更に、忍ばせる地域格差や、政治への不信感と言う社会問題も盛り込んで、とこれは意外にも巧妙な作り。
なるほど、これはいかにも「映画秘宝」の読者にウケそうな映画……つまり、“傑作”ではなく、“怪作”と言うこと。
そして、そんな映画だと、決まって顔を出すウド・キアー……この人の作品選択もブレないなぁ……
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