水曜、仕事の後、TOHOシネマズららぽーと横浜で、
「鬼滅の刃 無限列車編」。
これは累計発行部数1億部と言う吾峠呼世晴の人気漫画「鬼滅の刃」をアニメ化したもの。
映画は、公開初日より大変な人気で、上映の各シネコンとも多くのスクリーンを確保しているせいもあり、公開から3日で46億円と言う新記録ペースの興行成績を叩き出している。
鑑賞したのは平日のレイトショーだったが、さすがに満席でこそないものの、最近では経験ない程の混雑ぶりだった。
鬼殺隊剣士の竈門炭治郎たちは、次の任務である無限列車に乗り込んだ。無限列車では短期間のうちに40名以上の行方不明者が出ており、先に送りこまれた鬼殺隊剣士も全員消息を絶っていた。
炭治郎たちは、列車内で鬼殺隊の幹部である“柱”の一人、炎柱の煉獄杏寿郎と合流し、闇を往く無限列車の中で鬼を待ち受けるのだが……
「鬼滅の刃」については、原作漫画を読み、TVシリーズも劇場公開に合わせて放送された総集編の第一部を観ての鑑賞となった。
映画版は、新作ストーリーではなく、2019年に放映されたTVアニメの続編。原作漫画では7巻から8巻にかけての「無限列車編」と呼ばれるエピソードとなる。
物語途中ではあるのだが、この「無限列車編」は原作漫画でも人気のエピソードだし、映画は、炭治郎の夢のシーンを活かして、その過去と鬼殺隊剣士となった事を盛り込むなど、これだけ観ても楽しめるよう工夫されていると共に、TV版の第2シリーズの幕開けとして、新たなファン獲得を目論む、なかなか巧妙な作りとなっている。
ただ、その反面、前半のテンポが悪く、いささかもどかしい思いもさせられたのだが。
アニメーションとしての出来は素晴らしい。原作のタッチを活かし、正に原作漫画、そのものが動き、それに新たな表現を加えているのだ。最近、原作漫画ありのアニメを比較して観る機会が少なかったが、これにはあらためて感心した。
また、このエピソードで、主人公・炭治郎をも圧倒する存在感を見せているのが、煉獄杏寿郎。原作でも、登場するのは6巻から8巻までの短い間で、その中心となるのがこの「無限列車編」。その短い登場機会に、正に炎の如き存在感を示した杏寿郎の生き様、そして、最後の母の言葉に見せた表情には心打たれる。
その一方で、物足りなかったのは、アニメ版の演出。強い感情を表現するのに、ただ大声を出せばよい、と言うような演出はどうにも……まぁ、これは本作だけでなく、日本映画にありがちな事だったりもするのだが。
本作の続きは、TVシリーズで話を進め、クライマックスの無限城での無残との戦いを映画で描く、と言うような感じだろうか?
何れにしても、このクオリティで、続きが作られるのであれば楽しみだ。
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