夏休み7日目の金曜。今日もまた、箱根に行く。
勿論、朝5時起き、暑くなる前に箱根に行って、昼前には帰って来よう、と言う作戦だ。
コースは、いつもとは異なり、横浜新道から新湘南バイパス、西湘バイパス、横浜新道、と言う専用道を繋いで行くものとした。
今日はやや雲が多く、今日もまた先日のようにガスっているか、と思いきや、こう言う天気の時は案外、上は天気がいい。
芦ノ湖スカイラインもすかっと晴れて気持ちよかった。
(あ、先日もいたビートが今日もいるね……)
今日は、御殿場から東名に乗って横浜へ。
昼前には帰宅、午後、シネマジャック&ベティで映画2本。
1本目は、
「赤い闇」。
これは、「ソハの地下水道」のアグニェシュカ・ホランド監督が、スターリン政権下のソ連の真実に迫ったジャーナリストの実話を映画化したもの。
1933年。ヒトラーへの取材経験をも持つ若き英国人記者ガレス・ジョーンズは、世界恐慌の嵐が吹き荒れる中、なぜスターリンが統治するソビエト連邦だけが繁栄しているのかに疑問を抱く。
単身モスクワを訪れたジョーンズは、その謎を追っていた知人の米国人記者がモスクワで死亡した事を知らされる。孤立無援の状況の中、ジョーンズはウクライナ行きの汽車に乗り込む。だが、凍てついたウクライナの地でジョーンズが目にしたのは、想像を絶する悪夢のような光景だった……
この映画、往年の犯罪映画のように抑えたトーンと、少ない説明でハードボイルドタッチにぐいぐい物語を進めていく感じは悪くない。
タイトルにも掲げられたソビエト連邦の“闇”については、歴史を知る人にとってはよく知られた内容で、物語を引っ張る程の謎と言うものではなく、物語上の扱いも重くはない……と言うよりも、予備知識がないと、映画の描写では、当時のウクライナで何が起きていたのか判らないのではないか、と思う程だ。
その一方で、政治がジャーナリズムを歪めて行くと言う部分が重く、現在にも通じる、そうした問題提起が、本作の製作動機であったのではないか、と思った。
2本目は、
「ドキュメンタリー沖縄戦」。
これは太平洋戦争末期、日本で唯一の地上戦となった沖縄。当時の体験者や専門家の証言、米軍が撮影した記録フィルムなどから、その実態を明らかにするドキュメンタリー。
監督は「朝日のあたる家」の太田隆文。
太平洋戦争の中で、日本の国土で唯一の地上戦が行われた沖縄。戦死者20万656人の殆どが一般市民であり、実に当時の沖縄県民の3人に1人が死亡したことになる。
嘉数高地の戦いや首里城の攻防戦では、多くの日本兵やアメリカ兵が戦死。さらには渡嘉敷島で起こった集団強制死。沖縄本島だけではなくm本土に疎開する子どもたちを乗せた船もアメリカの潜水艦によって撃沈され、1482人が死亡した対馬丸の悲劇。
映画は、沖縄戦体験者12人の証言と専門家8人による解説、米軍が撮影した記録映像を駆使して、その全貌を解き明かしていく。
本作は、証言と記録映像など、様々飼料より沖縄戦の地獄絵図を捕捉していくもので、その歴史を後生に残そうとする意義としても、反戦と鎮魂のメッセージも、資料としても、本作が作られて、そして見られて行くべき作品であることに異論はない。
また、市民の生死を分けたのが、知識と理念……つまり、教育による、と訴えるのも意義あることであろう。
だが、映画としては戦争体験者の証言がいずれも長尺……確かに貴重な体験談を切るのは行い難いのだろうが、記録映像と重ねるなど編集や、テロップで要約するなどの工夫がほしかった所だし、同じ証言を繰り返すなど、編集の稚拙さも気になる。また、資料としては、紹介される資料説明が明らかに間違っているものもあるし、沖縄戦ではない戦場映像を、イメージ映像として流すのも資料性を欠くのではないか。また、宝田明によるナレーションは感情移入が過剰で、最後は明らかにやり過ぎだろう。後生に伝え、残していくべき作品としては更なる改善も望みたい所だ。
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