水曜は、会社を定時で上がり、海老名で、
「パラレルワールド・ラブストーリー」。
これは、東野圭吾の同題小説を映画化した恋愛サスペンス。
脳科学研究者の崇史は、親友の智彦から恋人の麻由子を紹介される。彼女は崇史が以前、密かに想いを寄せていた人だった。ところがある朝、崇史が目覚めると、麻由子は自分の恋人になっていて、智彦は消えていた……
「ふたつの世界を行き来するSF恋愛サスペンス」と言う触れ込みの本作、これまた予告編で見せ過ぎてる。
「こっちが現実だ」と言う台詞、そして、主人公が脳科学研究に携わっている事から、この物語がパワレルワールドではなく、ひとつが記憶操作による「作られた世界」だと言うのが判ってしまう。
しかも、そうすると現実離れした方が現実ではない、と言うのも早々に判ってしまい、正直脱力。
“パラレルワールド”のネタは早々に割れてしまい、展開の予測はついてしまうので、ミステリーとしての面白さもなく、その中で主人公が勝手におろおろするだけのぐだぐだなドラマ、そんな主人公の感情にはどうにも共感出来ず。
それではせめて吉岡里帆でも鑑賞しようと思えば、後半、フィルム・ノワールを意識したような粗い画質で、コントラストを強調した映像は、ヒロインの麻由子を演じる吉岡里帆を綺麗に撮れておらずず、まるで10歳も老けてしまったような有様――元々、吉岡里帆は童顔なので撮り方によって一気に老けて見える。
せめて、最後の判断に麻由子が、崇史にとってのファム・ファタールなのか、或いは彼を裏切る悪女なのか、と言うサスペンスを潜ませて欲しかった所ですが、それすらもなく……なんとも退屈な映画。
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