土曜日は、ジャック&ベティで映画3本。
チケットは先週、先行して買ってあるし、と時間ギリギリに行くと、これがまぁ、凄い混雑。
どうやら、舞台挨拶付らしい……混雑も厭なので、通常、舞台挨拶付の映画には行かないのだけど、まぁ、仕方ないか……
1本目は、
「殺人鬼を飼う女」。
これは、「リング」の中田秀夫監督がが大石圭の小説を映画化したもの。
幼い頃、父から性的虐待を受けたキョウコの中には、四つの人格が共存していた……
ヒロインであるキョウコは、多重人格で、4つの人格がある、と言う設定。それを4人の女優が演じる、と言うのがこの映画の特色だろう。
そのキョウコの脳内を4人の女の会話として描くのは面白いし、エロスもなかなかで、最後の4Pプレイも圧巻だ。
だが、中田秀夫監督ならではのホラー的な要素は薄く、サスペンスとしても中途半端なので、そう言う部分を期待すると、外れるかも知れないが、サスペンス仕立てのエロスと見れば充分楽しめた。
舞台挨拶にはキョウコ役の飛鳥凜、大島正華、松山愛里の3人が登場。
それにしても、ついさっきまで、その裸身を見ていた女性が目の前にいる(ジャック&ベティだと、はらは大抵2列目で観るので)のは何だか変な感じ。
あと、飛鳥凜は映画で観ていると、肩幅広くて、ごつい身体つきだなぁ、と思うのだけど、生で見るとそんな感じがしない……と言うか、小顔なので肩幅が広く見える、と言うことか……
続いて2本目は、
「セブンガールズ」。
これは、デビッド・宮原が1998年に旗揚げし、昨年20周年を迎えた劇団前方公演墳が2004年に上演し、以降4度にわたり再演された劇団の代表作を舞台版のオリジナルキャストで映画化したもの。
終戦直後、アメリカ軍の支配下にあった東京。瓦礫となった街で生きるためにアメリカ兵相手に体を売る女性たちがいた。家族や夫の命を奪ったアメリカ軍人を相手にする行為を人びとは蔑み、彼女たちはパンパンガールと呼ばれていた……
これは確かに面白い。ギャグも散りばめられ、笑える部分も多いのだけど、そんな中から、10人のパンパンガールの人生が浮かび上がり、それぞれの感動のドラマを紡いで行く……劇場に足を運んだのは、劇団の熱心なファンが多いせいもあり、終映後には拍手がわき上がった程。
残念だったのは、あまりに低予算故、実写とは言え、舞台となるのはオープンセットひとつと屋内セットひとつ。しかも、オープンセットは場所が悪く、これがどう見ても昭和21年の有楽町には見えないのです。
また、演じる女優がオリジナルキャスト、と言う事は、15年に渡ってこの芝居を演じているベテランで、舞台劇ならともかくとして、クローズアップありの映画作品としては、ちょっと辛いなぁ、と思ってしまった。
確かに、劇団のファンに向け、20周年記念作として代表作を映画にする、と言う思いは理解するけれど、これではファンが広がらないのではないか、と。
物語には力があるだけに、映画版はアイドルグループを起用するなどしたら、より多くの人に楽しんで観て貰えるのではないか、と思ってしまった。
尚、こちらも舞台挨拶あり。
ただ、舞台挨拶を連日するつもりらしく、製作秘話など聞けなかったのは残念……「明日も来てね」と言われても……
3本目は、
「空の瞳とカタツムリ」。
これは、TVドラマ「深夜食堂」シリーズを手がけた荒井美早によるオリジナル脚本を、父で、「映画芸術」誌編集長でもある荒井晴彦企画のもと映画化したもの。 不特定多数の男性と行きずりの行為を繰り返す夢鹿と、ある出来事がきっかけで潔癖症となった十百子が互いを求めながら傷つけ合う姿を繊細なタッチで映し出す。
この映画、やたらと理屈っぽく、しかも、濃密なエロスに彩られたものにする辺り、如何にも荒井晴彦は好みそうな内容で……てっきり荒井晴彦の脚本かと思っていたけれど、これが娘の脚本とは……ただ、物語は難解そうに見えてそうではなく、“セックス”の裏表を描く、と言うものでしかないのでは、と思える。
自分的には、この手の映画は嫌いではないし、最後までサスペンスを繋いで、風変わりな恋愛サスペンスとしては見応えがある。
W主演の縄田かのんと中神円は何れも映画初主演だそうだけど、惜しげもなく裸身を晒し、激しいカラミも見せている。また、縄田かのんの見事なグラマラスボディ、対照的に日本人女性らしい中神円のしなやかな肢体はたっぷり観られて眼福、ではある。
舞台挨拶には、その縄田かのんと中神円、藤原隆介が登場。
映画の後、レビューを書こうとするも、そのまま椅子に座ったまま寝てしまう体たらくで……
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