金曜日、仕事の後で映画に行こうと思ったのだけど、残業時間に会議が食い込んで帰れず(今朝は6:30に出社したのに!)……結局、予定していた2本のうち、レイトで観られる、
「純平、考え直せ」
だけを観る事になった。
これは、奥田英朗による同名小説を森岡利行監督が、野村周平主演で映画化したもの。
歌舞伎町で、いつか一人前の男になることを夢見るチンピラ・純平が、鉄砲玉になることを命じられ、偶然出会ったOLの加奈と共に過ごす、最後の3日間を描く。
この映画、内容としては「ヤクザ」と言うよりも「任侠」に憧れる、見た目よりも古臭い男・純平が、現実に翻弄され、夢破れ、傷ついて行く、まるで、アメリカン・ニューシネマのような内容。
何とも無情で、やるせない気にもさせる内容になりかねない映画に、正に天使のように舞い降りた、ヒロイン・加奈の脳天気なまでの無邪気さと、それ故の真っ直ぐな瞳が彩りを添える。そんな加奈を演じるのは柳ゆり菜で、思っていたよりもいい脱ぎっぷりには感心。
また、現在の映画らしい所として、2人の行動が加奈のSNSへの書き込みによって多くの目に晒されてあれこれと書き込みがされる事で、その書き込みが全く純平へ影響を与えない事、そして、その書き込みが、書き込んだ人の人生を変える方に働く、と言うのも面白い着眼点。
ラストシーンの抑えた描写も、やたら感動をウリにする昨今の映画と比べ好意を持てる部分だ。
また、この映画、現代版の「チ・ン・ピ・ラ」(1983)ではないか、と思ってしまったり……
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